つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

ありがとう、チャーリー・ワッツ!

 

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ローリングストーンズのチャーリー・ワッツについて、多く語れるほど詳しいわけでもないのだけど、いつも静かな微笑みをたたえて凛とした佇まいで、黙々とドラムプレイしていた、あのチャーリー・ワッツがこの世からいなくなってしまったなんていまだ信じられない気分だ。

私にとっては、何だか優しかった遠い親戚のおじさんが亡くなってしまったような心境でもあり。

ビートルズと同じ頃にデビューして、メンバー交代はあったものの、チャーリーはずっと大黒柱的存在でストーンズを支えて来た。

私がビートルズファンになったときはビートルズは既に解散していたけれど、ストーンズは現在までも60年近くバリバリの現役で活動し続け、これはもう本当に奇跡のようなロックバンドだと、来日公演時など特にそう感じて来た。

いつかはこんな時が来るのは仕方ないとはいえ、いなくなってしまったと思うと今まで長い間、好きなストーンズの音楽に浸って来られたそのありがたみもひしひし感じている。過去形にはしたくないけれど。

90年初来日の公演を幸運にも観に行けた時は、神様の存在だったアーティストと同じ空間にいられるだけでも、神に感謝したい気持ちだった。

その前に、ミックが単独で来日公演をおこなった時、喉から手が出るほど行きたかったのもあって。

それはその後テレビ放映されたので鑑賞出来たけれど。

それから何度か来日公演に足を運べた。ストーンズのコンサートはポール・マッカートニーの時と比べると、男性ファンが多く、スタート時の「ウォ~!」という雄叫びがすごかったように思う。

高齢になって来ても、ステージ上を自由自在に軽快なステップで動き回っているミック。始終ご機嫌でギターを掻き鳴らしているキース。その後ろでニコニコ演奏しているチャーリー。

巨大スクリーンに映るそんな姿を目撃出来るのが嬉しかった。

 

私がストーンズファンになったのは、ビートルズファンになった時より少し遅れて、高校に入ってからだった。

ストーンズの曲が初めて心にグッと来た瞬間は、それはHRの時間、好きなアルバムを音楽室で聴いて良いという時があり、男子がストーンズの『ホンキー・トンク・ウィメン』を大音量でかけ、出だしのあのチャーリーのドラミングと、そこに絡んで来るギターのフレーズにグッと来たのを覚えている。

それから、アルバムを購入したり友達から借りたりして聴き始めた。

黒人音楽のブルースは、ストーンズから教えてもらった曲が多いように思う。

 

ストーンズバンドをやっていたドラマーさんと以前話をしていたとき、「ワッツ打ち」と言われている、スネアを叩く時はハイハットを休むというのがチャーリーワッツの特徴って話が出て、その後その点に注目して映像を観たりした。

自分がドラム始めたのは、ビートルズの曲を演奏してみたいという一心からだったけれど、ストーンズの曲もいつかやってみたいと思っていた。

それがここ2年ほど前から、JポップやGS・レゲエなど、他のジャンル曲で声をかけてもらう機会がたまたまあり、それらの練習をする度に、ストーンズの曲もやってみたいとの思いが強くなってきた。

なので、先ずは時間があるときに一人練習からやってみよう。

 

ビートルズのトリビュートバンドは関東だけでもたくさん存在しているけれど、それに比べてストーンズのトリビュートバンドは私ほとんど知らない。

ミックのようなパフォーマンスしながら歌えるヴォーカリストも、なかなかいないんじゃないかと思う。

数年前に、「ザ・ベガーズ」というトリビュートバンドを、日比谷野外音楽堂や渋谷DUOで観たことがある。

それは『レジェンド・オブ・ロック』というトリビュートロックバンドの祭典で、ビートルズやラットルズの知り合いのトリビュートバンドが出るので観に行ったのだけれど、そのベガーズはとてもストーンズっぽくって感動したのを覚えている。

アルバムタイトルの『ベガーズ・バンケット』からバンド名を付けたのだと思うけど、ヴォーカルは「ミック・ジャガリコ」、ドラマーは「茶・リーワッツ」というおもろい名前だった。

ギタリストは、キースのようにギターネックに煙草を挟みながら演奏していて。

こちらが、日比谷野音の時の映像↓

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時期的に今は難しくてもまた機会があったら観てみたい。まだ活動しているかな?

 

本物のストーンズは、メンバー全員揃ってステージ上に立つ姿を見るのはもう叶わなくなってしまったけれど、たくさんの映像の中でこれからもずっと優しい笑顔のチャーリー・ワッツにいつでも会うことは出来る。

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2年前に行った、撮影OKだった「ローリング・ストーンズ展」にて。

メンバーの中で一番年上ってこともあるけれど、いかにも英国紳士風でお洒落なワッツ。(この写真はキースの前髪の短さが、やんちゃ坊主みたいで可愛いw)

 

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これは、その感想記事でもUPしたけれど、チャーリー・ワッツが1965年後半から3年間使っていた「ラディック・スカイブルー・パール・キーストーン・バッジ」というドラムセット。リンゴのラディックと同じ楽器店で購入したらしい。

 

最後にストーンズファンになりたての頃、好んでよく聴いていた曲の中からの1曲を♪

19th Nervous Breakdown(19回目の神経衰弱)

本当は、ここ何年間か一番頻繁に聴いている曲をUPしようと思ったんだけど、それはビートルズ絡みの曲なのでまた改めて別の機会に(^^)/

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余談だけれど、今週ワクチン2回目を受けて来た。

1回目も微熱が出たので、予想はしていたけど2回目は38度ほど発熱した。翌日は微熱になり2日間ほどで体調は戻ったけれど、熱が上がった時の悪寒が凄くて、もし今ドラム演奏したら、高速シャッフルとロールが上手く出来るんじゃないかとその時思った。

オカンパワー。でなく、悪寒パワー(笑)