つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

対談集『古事記の封印を解く!』を読んで、後書き「うけひ」にも思わず注目

こちらは3か月前に読み、下書きに残っていた感想です。

印象に残った部分を下書きに色々書いてしまい、まとめるのが億劫になり、ブログUPが遅くなりました。

『古事記』は、日本の日本神話を含む歴史書であり、現存する日本最古の書物。

『古事記』については、昔学生時代習ったきりで、内容はほとんど覚えていませんが、2年前に宮崎県を旅したことがきっかけで興味を持つように。

天孫降臨の地である高千穂や、海幸彦・山幸彦伝説の「青島」など、神々が降り立ち日本の国が始まったされる聖地が県内全域に色濃く残されている宮崎。

古事記や日本書紀に記される神話の舞台になった高千穂の「天岩戸神社」は、特に心に残っています。

国産み・神産みの夫婦神伊邪那岐命(イザナギノミコト)伊邪那美命(イザナミノミコト)を祀っている「江田神社」。

神社の近くにあった「禊池」(黄泉の国から帰ったイザナギノミコトがみそぎをおこなった池)も。この地で天照大神、月読命(ツクヨミノミコト)、須佐之男命(スサノオノミコト)の3神を生み出したとの伝えがある。

(以上「江田神社」などについては、こちらの2年前のブログに書いてあります。)

tsuruhime-beat.hatenablog.com

この「江田神社」には、「古事記の神系譜」の看板もあり、関係性が分かりやすかったでした。

前置きが長くなりましたが、それで、図書館から借りたこちらの本を読んでみようと思ったのでした。

対談集『古事記の封印を解く!』(蒲田東二×羽賀ヒカル)

神道学者・鎌田東二が、神道研究家・羽賀ヒカルに生前託した最後の対談。

古事記は天地開闢から始まる一大活劇であり、この対談では、その天地開闢から伊邪那美の神生みまでを読み解き、隠されたメッセージを明かしている。

古事記の成立は、それまで口伝という形で伝承されてきた伝説や神話を、稗田阿礼が口述し、それを太安万侶(おおのやすまろ)が編纂した。

冒頭に、宇宙秩序の成り立ち、神々の誕生を置いて、時系列に沿った、論理的な構成にした。

また「古事記」は、神を語る書物でありながら、教え論す教典的要素が皆無。

宇宙のひらかれた真実を描き、ひとつの物語的な宇宙論、宇宙哲学である。

(以下心に残ったことを挙げて行きます。)

<目次>
まえがき「すべては天の采配」
第一章 神々の創造 〜原初神から伊邪那岐・伊邪那美まで

「あるものをあるがままに見るということ」

「古事記は地球と生命の生成を語る」

ここまでの古事記の記述は、宇宙的な生成論。

「古事記を読むということは、この世界を美しいと感じ、天や神を信じる心を養ってくれる。人が人生で学ぶべきことが、すべてここに示されている。」(羽賀氏)

「古事記を大きく捉えると、宇宙哲学と人間哲学、自然哲学。そして、国の成り立ちという話になってくると、日本という国をどのように捉えるか、というテーマが見えて来る。」(蒲田氏)

似たような歴史書は、旧約聖書やギリシャ神話など世界中にも色々あるけれど、古事記は悲壮感はなく、ただただ発展していく物語で、ある意味楽観的。

 

第二章 日本列島の造成 〜国造りと神産み

第二章では、特に「天地開闢と宇宙創成の原理」の話が興味深かった。

天地開闢の具体的な作業で、伊邪那岐・伊邪那美による国造りから始まる。

「最先端の量子力学では、さまざまな物理現象において、粒子のような性質と波のような性質の両方を持ち合わせている。

量子と波動の二重性と呼ばれるもので、代表的なのは光。光は粒子であり、同時に波でもある。

これを二柱の神に当てはめると、伊邪那岐はナギ、つまり「凪」に通じていて、無風無動の静止状態、粒子が一か所に留まった状態。

一方の伊邪那美はナミ、まさに「波」であり、常に動きを止めず流動するものをイメージさせます。

この男女の神による共同作業によって国を造れと天の神が仰せになった。この「天つ神」の仰せを「宇宙の創造原理」と考えた場合、古事記のこのくだりは、太陽系の創造のように見える。」(羽賀氏)

伊邪那岐のナギが「凪」、伊邪那美のナミが「波」に通じているって部分、なるほどと思いました。

「オノゴロ島」は「自ら転がる岩」であり、つまりは、自転する惑星を指すのではないか。

「オノゴロ島」は、「高千穂峡」へ行ったときに、おのころ池に「おのころ島」がありました。

伊邪那岐と伊邪那美が作り出した最初に島が、この小さな島だと説明にありました。

その「おのころ島」は、明確な一つの場所として特定されてないようですが、この本でもあるように、淡路島周辺の島が有力候補みたいですね。

 

それから、同じく第二章での「渦巻き状のエネルギーと二名島の形成」で。

鳴門海峡は、渦巻き状の循環エネルギーがあの辺りには流れていて、そこからさまざまなものが産まれている。

明石海峡も渦巻いていて、北の明石海峡と南の鳴門海峡、どちらも潮流がぶつかる場所。淡路島はまさにその渦巻きの中心にある。

海洋の母体の中で潮が交合し、固体の島が産まれてきたというのは理にかなっている。

しかもそこが、日本の中心である東経135度に位置しているというのが出来過ぎの感じがあり、伊邪那岐神社や大神神社、さらに多くの重要な神社が繋がっているピンポイントの場所に現れている。

というのも興味深くて。

「渦巻き状」といえば、以前、能楽師の方の記事で、舞は踊りというより回ることで、回りながら次元を上げていくもの。回ることでその場の次元を自由に変えていくというのが「舞」だと言われていたのを思い出しました。

銀河も渦を巻いているし、「渦」って神秘的ですよね。(って話を以前kagenogoriさんともしましたっけ。)

 

第三章 さらに続く神産み 〜二神から産まれた具象神たち

この章での、「それは、『空から船に乗ってやってきた神』なのか」では、「鳥之石楠船神」の神の名前についての対話に興味を引かれました。

多くの神々が登場する流れが続いた後で、「次に産みませる神の御名は鳥之石楠船神、亦の御名は、天鳥船とまをす。」とあり、唐突に登場するこの神は、「鳥であり、石であり、楠の舟」であるそう。

「飛行機などが存在しない中で、まるでUFOじゃないかと感じてしまう。」と羽賀氏。

巨石信仰は世界あちこちで見られるし、それがどこかでUFO信仰に繋がっているのでは。巨石遺跡の近くでUFOを見たという話もよく聞くと言っている。

それに対して蒲田氏は、それは「隕石」ではないかと推測している。

「隕石の伝説も日本各地に残っていて、大阪の交野市にある『星田妙見宮』には、弘法大師の祈念によって、天から星が降り、三か所に分かれて地上に落ちたと伝えられている。」(蒲田氏)

「確かに隕石がウイルスをもたらし、生命が進化するって話もありますね。」(羽賀氏)

「また『星田妙見宮』と同じ交野市にある『磐船神社』には、隕石ではないけれど、天から降ってきたような巨石が祀られています。」(蒲田氏)

蒲田氏は、二度UFOを見たことがあるのだそうだ。

この辺りを読んで、大阪・交野市にあるこの二つの神社に興味津々だった。

ビートルズの映画『HELP!』の舞台の一つになった、イギリスの巨石遺跡「ストーンヘンジ」も行ってみたい憧れの場所の一つ。


あとがき「うけひ」

「うけひ」とは、「宇気比」「誓約」「祈」「誓」などと書かれますが、その本質は「受け霊(ひ)」すなわち、「霊的なエネルギーを受け取り、交わすこと」にある。

人と人。人と出来事。互いの「霊(ひ)」が交わるとき、そこに新しい何かが生まれる。

「うけひ」とは、そうした「いのちの循環」「魂と魂のやりとり」すべての出会いは「うけひ」であり、人と出会い、言葉を交わすたびに、見えない何かが生まれ、動き、繋がって行く。

この後書きでの「うけひ」の言葉を見た途端、ブロ友Pちゃんの「うけひの誓い」を思い出し、おっ!と思いました。

昨年の七夕前に、Pちゃんは「うけひの誓い」を募っていて、私もそれに参加させて頂いたのでした。

先月にUPした『あれは何だったんだろう』の書評記事でちらっと書きましたが、その前5月に、ブロ友さん数人とお会いできる機会があり、そのとき、Pちゃんさんもご夫婦で参加されていて、この本に「うけひ」のことが書かれていたとお伝えできたのでした。

みなさんが東京土産を買われた後、みなさんの新幹線の時間までお茶した、大丸でのカフェで並んでいるときに。

そのとき、Pちゃんご夫妻とも「古事記」のファンだと伺い、だから、うけひとかもご存じなんだと思いました。

私が昨年の新年にUPした、「大転換期の後・皇の時代(改訂版)」の書評を、とても興味深かったとPちゃんは覚えていてくれました。

もっとお話ししたいなぁと思ったのですが、時間が無く残念でした。

「七夕祭り」で有名な仙台在住のPちゃんは、今年も、明後日の七夕の日まで「うけひの誓い」を募集しています。

皆さんの誓い・願いを書き、よく行かれる神社でお願いしてきてくださいます。

hukunekox.hatenadiary.jp

とても上手なイラストや4コマ漫画、Pちゃん独自の埴輪の「ハニーズ」のイラストや曲なども作られていて多才な方です。旦那さんもPちゃんが作った歌詞の作曲をされているそうです。

「すべての出会いは「うけひ」であり、人と出会い、言葉を交わすたびに、見えない何かが生まれ、動き、繋がって行く。」

というこの部分、ブログを通してのみなさんとの繋がりも、まさにそうだなぁと感じました。お会いしたことがある方も、そうでないたくさんの方も。

明後日、七夕の7月7日は、リンゴ・スター86歳の誕生日でもあります。

4月には最新アルバムをリリースしたり、ポールとともにまだまだ精力的に頑張っていてすごいです♪

5年前の七夕の日は、私がリンゴにバースディメッセージを送ったという、創作話をブログにUPしました。懐かしくなったのでリライトします。

tsuruhime-beat.hatenablog.com

地元では、七夕にちなんだお祭りの出店が出ていました。今年は7月に入ってもまだ涼しくて体が助かりますよね。
3か月ほど前に読んだ読書感想の記事は、下書きに残っているのがまだあります(^^ゞ