前回の、宮崎旅行の続きです。と、その前に...
先日観てきたこちらの映画『ブルックリンでオペラを』が、予想以上に良かったので、GWに何か観たいと思っている方にもおすすめしたく、取り急ぎ、簡単な感想ですが。
先月観た映画での予告編で知り、このチラシからも是非観たいと思ってました。
夫婦が主人公の、単なるラブコメかと思ってたけど、予想外のドラマティックな展開で!
この前『オッペンハイマー』を観て、映像はすごかったけど色々複雑な気分になって…。
私はやっぱりこういった笑えて心揺さぶられる、ハートウォーミングな作品が一番好きだなぁと、観て本当に良かったとしみじみ感じました。
ラストで流れた、ブルース・スプリングスティーン書下ろしの曲、"Addisted to Romance"も、味わい深く余韻に浸れ、家に帰ってからも何度か聴いてしまいました♪
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ということで、本題である旅の続きです。
二日目、「荒立神社」の後は「天岩戸神社」へ向かいました。こちらもとても楽しみにしていた神社です。
「西本宮」駐車場での、大きな「天手力男」像。
岩戸を取り払って、力づくで天照大御神を引きずり出した力持ちの神様。この投げ飛ばした岩戸が、長野の戸隠山になったとか。
「天岩戸神社」について
古事記・日本書紀に記される神話の舞台となった、由緒ある神社。
太陽神である天照大御神(アマテラスオオミカミ)がお隠れになった、天岩戸(あまのいわと)を祀っており、日本屈指のパワースポットとして知られています。
岩戸川の両岸に「西本宮」と「東本宮」がそれぞれ鎮座していますが、ご神体である天岩戸を拝めるのは「西本宮」。30分おきに、拝殿裏の遥拝所から神職さんの案内で拝観可能です。
とあるように、先ず入口から神職さんの案内で、ご神体「天の岩戸」を拝観してきました。
こちらの、西本宮の鳥居をくぐった途端、清々しい風がブワッと吹き寄せたと同時に、何とも形容しがたい不思議な気分に駆られ、ふだん鈍感な私でも、ここは神様がおられるような、空気感が全く違う感じがしました。
確かに風が強い日でしたが、調子に乗りやすい私は、この体験ですっかり神様から歓迎されているような気分に^^;(連れの夫は特に感じなかったそうですが…)
最初に、「西本宮」境内に立っている御神木・招霊(おがたま)の木の説明を受けました。
天鈿女命(あまのうずめのみこと)が、「天岩戸」の洞窟から天照大御神に出てきてもらうために舞を舞ったとき、その手に持っていたのが、この招霊(おがたま)の木の枝だそう。
拝殿
御神体「天岩戸」は撮影禁止なので、見学者は案内の神職さんからお祓いをしてもらった後、木戸をくぐり拝殿裏の遥拝殿へ。
遥拝所から「天照大御神」がお隠れになった「天岩戸」を望めます。うっそうとした森林の中に、その場所であるしめ縄が見えました。
(撮影禁止なので、もらったパンフレットから)
「神楽殿」までは神職さんの解説つきで、その後はここからそれぞれ歩き、「天安河原」までは徒歩10分ほどでした。
(こちらの「太鼓橋」もパワースポットとのことです。)
途中の岩戸川沿いの景観が、まるで「奥入瀬渓流」のように綺麗で、何とも素晴らしかったでした。水もとても澄んでいて。そして、「天安河原宮」に到着。
「天安河原」とは、
「天照大御神」が、岩戸にお隠れになった際、世の中は闇に包まれ、数々の災いが起こってしまった。それを案じた八百万の神々が、天安河原に集まり、光を取りもどすために話し合いをした場。
「天安河原宮」での、洞窟になっている「仰墓窟(ぎょぼがいわや)」
祈祷を行う人達の手によって、石が積まれていくようになったそうです。
この場も最強のパワースポットとのことですが、とても清々しい気があふれているのを感じました。
ところで、「天岩戸神社」で最初に説明を受けた際、「拝殿」の前に、放し飼いの鶏が数羽いてびっくりしました。
調べたら、神話の中に登場していたんですね。
天照大御神に岩戸から出てきてもらうため、八百万の神々の相談で色々なことが試され、最初に長鳴鳥(ながなきどり)を鳴かせてみたそうで。
これが今の鶏で、鶏の鳴き声には、太陽の神様を呼ぶ力があるんだそうです。
「天岩戸神話」は、詳しくはこちらの「天岩戸神社」HPに載っています。イラスト付きで面白いです。
「天の岩戸」って「伊勢神宮」にもあり、伊勢とこの高千穂が有名だけど、ほか日本各地に「天岩戸伝説」の地があるようですね。(^▽^;)
この後は、宿泊先のシーガイアを目指して、宮崎市方面へ。途中「道の駅」にて、遅めの昼食をとりました。
広大な敷地が広がるシーガイアにある「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」。料金的にもお高いイメージがありましたが、休前日ではなかったので、意外にもリーズナブルで、1泊目のビジネスタイプのホテルと、1泊素泊まりの料金はほぼ同じでした。
「トラベルコ」の最安値比較で調べ、予約時ホテル公式サイトより安かった、事前決済だと10%割引になる「Yahoo!トラベル」にて、連泊割引プランを予約しました。
この素泊まり連泊プランは、朝食ブッフェ1回分が連泊特典として付いています。
(吹き抜けになっている一階ロビーも、南国風でした。)
夕食は、ホテルスタッフが近辺に色々ある飲食店を教えてくれました。ルームサービスも充実していて、頼んでみた「ハンバーグ」や宮崎名物「炭火焼き地鶏」も、ボリューミーでとても美味しかったでした。どちらも夕食は2千円台で済みました。(ビールはコンビニで購入^^;)
(スタンダードツインでも、50平米あるそう。部屋は改装していて綺麗でした。)
(夜景)
夏はプールが気持ちよさそうです。温泉棟は二か所あり、ホテル棟からはちょっと遠かったでした。
(三日目)
午前中は、ホテルから車で30分ほどの、「青島神社」へ。
駐車場に隣接する、「青島」へ渡る橋の手前にある「宮交ボタニックガーデン青島」からして、南国ムード満載でした。
見たことないような珍しい花で、調べてみたら、南米原産の熱帯花木「イペー」という名のようです。
こちらも珍しい、黄色いポスト♪
「幸せの黄色いポスト」といって、「青島神社」に祀られている、山幸彦と豐玉姫がこの地で恋文をやりとりしたことから、縁結びのシンボルとして人気だそう。
「弥生橋」を渡ります。「青島」は遠くから見ると、まるで「江の島」のようです。
「鬼の洗濯岩」が両側に果てしなく広がっていて、素晴らしい景観でした。この「鬼の洗濯岩」は、国の天然記念物だそうです。遠くに泊まったホテルも見えました。
真っ赤な鳥居も青空に映えています。
「青島神社」について
有名な神話「海幸彦・山幸彦」の舞台であり、山幸彦と豊玉姫が結ばれた地でもあることから、縁結びにご利益があり、特に、女子旅に人気のある神社。島全体が、境内となっている。全島が熱帯・亜熱帯植物の群生地として、国の特別天然に指定されている。
「青島」にまつわる神話について、こちらに詳しく書かれていますが、「青島」は、海幸彦・山幸彦の遊び場だったんですね。
神門
振り返ると、きらめく海が✨
本殿
本殿の横の「お成り道」入口にある、絵馬で出来たトンネル「祈りの古道」を通った先には「元宮」があります。
この神秘的な「お成り道」にも、樹齢300年以上のビロウなどの亜熱帯植物が生い茂っていて、まるで沖縄や石垣島に来たような気分になりました。
元宮
「平瓮(ひらか)」と呼ばれる素焼きの皿を、願い事を呟きながら投げ入れる「天の平瓮」。
昔、京都の高雄・神護寺へ行ったとき、同じく「かわらけ投げ」を体験したのを思い出しました。こちらの「青島神社」では体験していないのですが、神護寺では、雄大な景色の渓谷をめがけて投げ入れるので、いい気分だった覚えがあります。
次回、最終話に続きます。m(__)m