つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

最近観た映画『オークストリートの異変』『8番出口』

映画『オークストリートの異変』

アン・ハサウェイユアン・マクレガーが共演し、平穏な日常から突如謎の異変に巻き込まれ、恐竜が出現した町でサバイバルを繰り広げることになった一家を描く、SFアドベンチャー

 久しぶりに観た恐竜映画。

同じく恐竜映画の『ジェラシック・パーク』シリーズは、1回目から何回かは映画館で面白く観たんだけど、恐竜の凶暴性などだんだん過激になってきたのもあり、次第に観なくなってしまった。

こちらは映画の宣伝記事で、街に突如出現する恐竜と、それに立ち向かう家族の物語ってことで興味を持ち、先週観に行ってきた。

恐竜映画の中では、ソフトな感じがしたので。

 

 舞台は、1982年のアメリカ郊外の街、オークストリート。

冒頭、街でお祭りが開かれ賑わっている平和な場面が、昔のアメリカ映画の懐かしさも醸し出していて、最初から引き込まれた。

そこに住む普通の家族であるプラット一家は、夫婦仲が悪く、険悪な空気が流れていて、姉弟の子どもたちもそれを気に病んでいる。そして弟は友達とのトラブルを抱えている。

 序盤で描かれていた最初の異変は、太陽フレアの活動が活発しているというニュースの言葉。

その後、街の中では次々に不穏なことが起こり始める。

近所の庭に、現代にはないはずの太古の植物が急に生えたり、大きな糞が見つかったり。それから、水道やガスが止まってしまう。

そしてある夜、強い光が町全体を覆い、オークストリートの街ごと異次元の恐竜時代にワープしてしまったのだった。

突然現れた恐竜に、空からも地上からも襲われそうになる家族はパニックに。

一家で車で逃げようにも、街の周囲は断崖絶壁で。

その周囲がジャングルの緑に囲まれている様子は、映像的にもインパクトがあった。

そして家族のサバイバルが始まる。

人間が恐竜から襲われるパニック映画なので、もちろん残酷なシーンやドキっとなるシーンはあったけれど、昔懐かしい感じもした。

途中80年代の曲が流れていたのも、その時代の空気感が漂っていて。

その80年代の曲を夜一人、車の中で1人聞いていた娘や、いなくなってしまった愛犬を窓から発見した弟が、一人探しに行ってしまう場面などでは、「恐竜に襲われたらどうするの~?」と、その行動にヒヤヒヤしたけれど。

 バラバラだった家族が、手持ちの武器で、一丸となって恐竜に立ち向かう場面は良かったし、ラストでの意表を突かれた展開にも感動で目頭が熱くなった。

その意外だったラストは、多くの謎も残り色々調べてしまったけど、あまり深く考えない方が楽しめる映画だと思う。

そのシーンは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を思い出し、それも懐かしい気持ちになった。

 

一家の夫婦役を演じていた、久しぶりに観たアン・ハサウェイユアン・マクレガーが素敵だった。

特に、アン・ハサウェイが、以前と変わらずとても若く美しかったのにもびっくり。

前髪を下ろしていたので、最初アン・ハサウェイとは直ぐ気づかなかったけど。

後半、家族を守るため銃で立ち向かう姿もかっこよくて。

やはり久しぶりに目にしたユアン・マクレガーも、いいお父さんを演じていた。

『スター・ウォーズ』シリーズでお馴染みだったし、『ムーラン・ルージュ』『ビッグ・フイッシュ』も好きな映画だったけど、出演作の中で私は特に『プーと大人になった僕』2018年)での、大きくなったクリストファー・ロビンを演じていたのが、一番心に残っている。

大人になったことで、失くしたものを思い出す、じんわり切なくていい映画だった。

 

 今回の映画、字幕だと夜遅くからしかやってなく、仕方なく吹き替えで観たのだけど、アン・ハサウェイやユアン・マクレガーの生声を聞けなかったのがちょっと残念。

 

恐竜の中で、白い大蛇は、目がつぶらな瞳で大人しそうなのに、人間を食べようとクワッと大きな口を開けた途端、恐ろしい形相に。

それを見て、楳図かずおの昔の漫画『へび女』を思い出してしまった。

見開きいっぱいに、へび女のアップの顏が描かれた頁は怖かったなぁ。

子供のころ読んだ恐怖漫画というと、真っ先に思い出す。

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 ☆

同じくサバイバル映画である『8番出口』を先週末、民放テレビでやっていたので録画をし、CM飛ばしながら観てみた。

昨年公開されたばかりなのに、もう民放テレビでやっていてびっくり。

当時話題になっていて、気になっていたけど見逃したので。

(ちょうど今から1年前の公開だったんですね)

この作品は、世界的なブームを巻き起こしたゲームがもとになっているそう。

二宮和也演じる「迷う男」が、地下鉄から出られなくなってしまい、唯一出られるという8番出口を探して、無限ループに陥ってしまうという話。

そのあらすじは知っていたけど、観ているうちに、地下通路から、出たくても出られない主人公の焦燥感がこちらにもジリジリ伝わって来た。色々不可思議な現象も起こって。

途中挟み込まれた、美しい海辺でのシーンは感動だった。

突然現れたあの男の子は、そういうことだったのかと。

主人公が何度もすれ違う、「歩く男」を演じた河内大和がインパクト大であり、一瞬の不気味な笑いも怖かった。

 

作品冒頭、主人公が地下鉄で、泣き止まない赤ちゃんを怒鳴り続ける乗客に、周囲も自分も見て見ないふりをして、後ろめたさを抱えつつ電車を降りてしまった場面。

ラストでの同じ場面で、そのときの二宮君の表情の移り変わりがとても印象的で、演技が上手いなぁと改めて感心してしまった。

その場面で、私も昔電車内で赤ん坊だった子供がちょっと声を出したくらいで、そばにいた酔っ払いオヤジに因縁つけられたことを急に思い出し腹が立った。笑

と同時に、その息子の生後1か月検診のため、一人前抱っこで、実家方面へ向かう電車のドア付近に立っていたとき、親切に声をかけてくれた初老男性のことも思い出したのだった。

 と、話が逸れてしまったけど、小説を読むともっと理解が深まりそうな作品だった。

最初と最後に、ラヴェルの楽曲『ボレロ』が使われていたのが、無限ループの話にぴったりで良かった。

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どちらの映画も、サバイバル・スリラーって感じでした。

次回は、先々週に行った旅行のことを書こうかと思いますが、先日、草間彌生さんが惜しくも亡くなられてしまったので、20年前に行った「直島」での、カボチャの巨大オブジェを思い出し、それもそのうち書きたいなと思ったのでした。