つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

読書

絲山秋子・著『御社のチャラ男』

1月末頃図書館にリクエストした新刊小説だけど、図書館がずっと休みだったので 先月末に用意出来たと連絡が来た時は、何をリクエストしたのかすっかり忘れていた。 つべこべ言うなら自分で購入したまえ。 はい、すみません。 (本文内容に触れているので、読…

『ウランバーナの森』(奥田英朗・著)~ジョン・レノンひと夏のファンタジー

奥田英朗の小説は、『イン・ザ・プール』を読んでからファンになり、その続編で直木賞を受賞した、精神科医・伊良部シリーズの『空中ブランコ』、元活動家の両親と一緒に沖縄に移住する少年の視点から描いた『サウスバウンド』、家族をテーマにした短編集『…

『ライオンのおやつ』(小川糸・著)~思い出のおやつとは。

余命を告げられた海野雫は、残りの日々を瀬戸内の島のホスピスで過ごすことに決めた。そこでは毎週日曜日、入居者がもう一度食べたい思い出のおやつをリクエスト出来る「おやつの時間」があった。 (小説の帯文より) この小説を読んでみようと思ったきっか…

小説『マチネの終わりに』(平野啓一郎・著)

昨年映画公開時に観た映画、『マチネの終わりに』の原作を読んでみた。 天才クラシックギタリスト・蒔野聡史と、国際ジャーナリスト・小峰洋子。二人の恋の行方を軸に、芸術と生活、父と娘、グローバリズム、生と死などのテーマが重層的に描かれている。(文…

最近家で見た映画と、これから見てみたい無料動画配信など。

今日はあいにくの天気だけれど、温暖化のせいかここ何年かは葉桜になったなと思ったら、ツツジの花も一斉に咲き誇ってきて鮮やかだ。 映画館には滅多に行けなかった子育て中は、頻繁にレンタルで借りていたけれど、元々家では集中して映画を見られないタイプ…

『運命を拓く』『あちらにいる鬼』~ブログ仲間のオススメ本。

こんばんは! 今日は、はてなブログ仲間が以前紹介されていた本を読んでみた感想を二つほど。 先ずは昨年lunaさんがブログで紹介されていた、中村天風・著『運命を拓く』。 日露戦争に諜報員として満州の野で死線をかいくぐり、奔馬性結核で死に魅入られ、東…

『君がいないと小説は書けない』白石一文・著

(記録として書いているので、内容部分含んでます。) この小説のタイトルと、新刊書評を読んで「圧倒的な人生哲学」という部分に惹かれ、図書館にリクエストして読んだ小説。 1月末に刊行されたばかりで、早く予約の順番が回って来たので真新しく気持ちよく…

芥川龍之介のパロディ風『桃太郎』が面白い!

絵本の読み聞かせ仲間から誘われていた、朗読講習会に先日行ってみた。 今は芥川龍之介の『桃太郎』を教材にやっているとのことで、この作品は、朗読動画で聞け、ネットの「青空文庫」で読めるので、事前に予習して来てとの連絡があり読んでみた。 この芥川…

『ノスタルジー 1972 』を読んでみた。

1972年に起きた、社会的ニュースを背景に盛り込まれた6人の作家による短編集。 1972年というと、私はまだ生まれていない。 というは嘘だけれど、そこに挙げられたニュースだけを拾ってみても、1972年という時代が様々な印象深い出来事があった年だったのだと…

藤野可織・著『私は幽霊を見ない』からの、よもやま話。

書評を読んで面白そうだと思い、図書館にリクエストして読んでみた。 著者である藤野可織さんの芥川賞受賞作『爪と目』はまだ未読だけど。 著者が周りの友人や関係者から聴いて、幽霊目撃談や不思議な話を集めたエッセイ。 藤野さんご自身は、幽霊が見える体…

『私は私のままで生きることにした』キム・スヒョン著

韓国でベストセラーになった、『私は私のままで生きることにした』(キムスヒョン・著 吉川南・訳)を読んでみました。 書店でたくさん平積みされていたのを見て、その力強いタイトルに惹かれ2か月ほど前に購入して直ぐに読んだのですが、感想記事を書こうと…

懐かしの、眉村卓・原作『なぞの転校生』

今月3日、SF作家である眉村卓さんが亡くなられました。 近年では闘病生活を送られていた奥様に、毎日欠かさず笑える短編を送り続け、『妻に捧げた1778話』という本にもなった夫婦愛の話題が思い出されますが、眉村卓さんというと真っ先に思い浮かぶのは、…

『沈黙する教室』を読んでみました。(ネタバレもあり)

6月に観に行った、『僕たちは希望という名の列車に乗った』という実話に基づいた映画の原作である『沈黙する教室』を図書館で借りて読んでみた。 この本は、1956年に東ドイツ・シュトルコーの高校で、大学進学クラスの高校生達が、西側へ逃亡した事件の経緯…

『夜が暗いとはかぎらない』寺地はるな・著

寺地はるなの小説を読んだのは今回で二度目だ。 前回読んだのは『大人は泣かないと思っていた』で、心に残った言葉をどこかに書き残しておきたいと思い、このブログを始めるきっかけになった小説だ。 今回の4月発売の新作『夜が暗いとはかぎらない』も図書館…

絵本『いっぽんみちをあるいていたら』『へいわってすてきだね』

一昨日の土曜日は、月一回図書館でやっている読み聞かせの日でした。 オススメの絵本をブログで紹介するのって、難しいです。 何故なら、絵を写真でたくさん紹介しないとその絵本の良さが伝わりにくいかなぁと思ってしまい、そうすると著作権に引っかかって…

角田光代原作『愛がなんだ』☆小説と映画(ネタバレもあり)

以前から好きな作家である角田光代の小説、『愛がなんだ』が映画になるときいて、まだ読んだことがなかったので、先月読み、更に映画も観に行って来た。 「私はただ、彼のそばにずっとはりついていたいのだ」ーOLのテルコはマモちゃんに出会って恋に落ちた…

白石一文『一億円のさようなら』読書感想

昨年秋に新聞の書評で読んで、図書館に予約した小説。 同じ時にリクエストした本であり、忘れないうちに書き留めておこうと、このブログを始めるきっかけになった小説『大人は泣かないと思っていた』は、11月末に用意されたのに、この小説は忘れた頃の今頃…

絵本の読み聞かせ『おかしなこともあるもんだ』

今日は図書館での読み聞かせ担当日だった。 今日読んだのはこの絵本。いしいひろし作『おかしなこともあるもんだ』。 ある日オオカミの家の庭で一匹の羊が泣いている。 暑いので毛皮を脱いでお昼寝をしていたら、失くしてしまったという羊。 毛を脱ぐ羊がい…

あなたは、誰かの大切な人

原田マハ原作の『あなたは、誰かの大切な人』を読み終えた。 原田マハの小説は前回初めて読んだ『星がひとつほしいとの祈り』が良かったので、今回が2作目だ。 今回も短編集で、六編ともフリーランスなど仕事を頑張っている独身女性が主人公のお話。歳を重…

読み聞かせ

昨日は、図書館でやっているボランティア、読み聞かせ担当の日だった。 ちょうど隣のホールでやってた影絵が終わったばかりだったので、児童室のお話ルームには今までで一番多い親子が詰めかけてくれたので嬉しかった♪ 私が読んだ絵本はこの二冊、せなけいこ…

読書感想「日日是好日」ーお茶が教えてくれた15のしあわせー

著者、森下典子さんが25年間お茶を通して体験したことを書いた小説。 20歳から茶道を始め、人生の紆余曲折を経てお茶と共に成長していくお話。 最初に小説に登場する、目にも美しい和菓子の数々やお茶の道具、掛け軸などが写真入りで説明されているので…

読書感想「大人は泣かないと思っていた」作・寺地はるな

新聞の書評を見て、図書館にリクエストした小説。 青年、時田翼を巡る連載短編集。心に残る台詞が多く、いつまでも余韻の残るとてもいい小説だった。読んだ後、ゆずシロップを作ってみたくなります♪ 心に残った台詞・・・ 時田翼のガールフレンド、小柳レモ…