先週の土曜日は、図書館で、年内最後の読み聞かせ担当日でした。
今回選んだ絵本は『おばあさんのメリークリスマス』(もりやまみやこ・作/つちだよしはる・絵)。
一人暮らしのおばあさんは、イブの夜に遊びに来る孫娘のために、フルーツケーキを焼いて楽しみに待っています。
けれど、孫娘は風邪を引いてしまい、今夜は行かれないという電話がかかってきます。
残念だけど気を取り直し、ラジオの音楽を聴きながらダンスをしたり、一人楽しく過ごします。
そこに、いつもおばあさんを見守っている森の動物たちが遊びに来て、賑やかなパーティーが始まります。
動物たちが帰る頃、外は雪。おばあさんは、動物たちの頭にスカーフなどをかぶせてあげます。
翌朝、玄関のドアを開けたおばあさんの驚きと喜びが伝わって来て、ほんわか温かい気分になれる絵本です。
読みやすい文章で、ほのぼのとした優しいタッチで描かれているその絵も気に入り選びました。
土曜日は晴れていても風が冷たく、とても寒かったせいか、聞きにきてくれた親子の皆さんはいつもより少なかったですが、皆さん楽しそうに聴いて下さってました。
児童室のクリスマスお薦めコーナーで、絵本を選んでいるときに、前回読みブログで紹介した絵本と同じ作者である、えびなみつるさんの『とおいクリスマス』という、これまたファンタスティックな絵本を見つけました。
「今回は、これだ!」と思ったのですが、文章が少なすぎて残念ながら「読み聞かせ」には向かなかったので、ブログで紹介したいと思います。
字が少ない分、絵から受けるインパクトがより大きく、その絵が全てを物語っているような作品です。
絵本は、書店でも最後までパラパラ頁をめくって選ぶと思うので、以下ネタバレになりますが。
「星が丘」という町に住む一家の、静かなクリスマスイブのお話。
雨の中、仕事帰りのお父さんをバス停で待つ子供。(まるで『となりのトトロ』を連想させる最初の絵です。)
天文台行のバスから降りて来たお父さん。
一緒に手を繋いで帰り、繋がれた手が大きく描かれたその先には明々と灯がともる家があり、その絵からも家族の絆が伝わって来るようです。
家では兄弟のお兄ちゃんの方が、クリスマスケーキをせっせと作っています。
それから三人でご馳走を作り、楽しく囲む食卓の上には、お母さんの写真。
雨から変わった雪もいつの間にか止み、息子の一人が外を見て「晴れたよ!」と。
満天の星空を望遠鏡で、遠い星を見る三人。
「あの星?」「そうあの星?」
電話をかける場面。「もしもし、お母さん?」「メリークリスマス!」
「母さんはここよ。」
お母さんは宇宙飛行士だったなんて!なんて斬新で素敵な話!
てっきりお母さんは亡くなってしまったのかと思ったので、意表を突かれる展開でした。
まるで読者である私も、この絵本から思いがけないプレゼントをもらったような、幸せな気分になれました。
よく見ると宇宙船の窓の下には、夫と子供たちの写真が飾られています。
以前こちらの記事にも紹介しましたが、作者のえびなみつるさんは、天体や宇宙のライターとしても活躍されているので、この絵本もそんなスケールの大きい、宇宙的でロマンあふれる絵本でした。
☆ ☆ ☆
翌日の日曜は、午後から練馬「だいこんの華」にてLIVEがありました。
私はビートルズの即席バンドと、マスターとのGSバンドに参加してきました。
ビートルズバンドの方はジョージ役がいない3人編成だったので、歌はハモリ部分を2曲担当し、最後の2曲は、その場で対バンさんのギタリストに入ってもらいました。
もう一つのGSバンド「DIAMOND SILVERS」は、以下の曲をやりました。(名前の通りシルバー世代のバンドです^^;)
1.夕陽が泣いている(スパイダース)
2.長い髪の少女(ゴールデンカップス)
3.好きさ好きさ(カーナビーツ)
4.僕のマリー(タイガース)
5.ルイジアンナ(キャロル)
6.ファンキーモンキーベイビー(キャロル)
7.Oh!Darling(ビートルズ)
8.Twist & Shout(ビートルズ)
9.I Saw Her Standing There(ビートルズ)
バンドメンバーは皆、他でビートルズ曲もやっているので、ビートルズの曲もリストに入りました。
今回音源だけですが、よろしかったら聞いてみて下さいm(__)m
ビートルズの"Oh!Darling "と "I Saw Her Standing There"
"Oh!Darling "と "I Saw Her Standing There"は、数あるビートルズ曲の中でも、私の中ではいつでもベスト10に入るくらい好きな曲なので、ドラムもつい気合が入ってしまいます。
カーナビーツ「好きさ好きさ好きさ」と、タイガースのデビュー曲「僕のマリー」を少しずつと、キャロルの「ファンキーモンキーベイビー」(写真は前回の。)
私のヴォーカル曲は、カーナビーツでもドラマーが歌っている「好きさ好きさ好きさ」。歌詞も簡単だし、キメのポーズがあるのが歌っていて楽しいです。
GSの曲は子供の頃流行ったので、聴いていると、ただただ懐かしくいい曲という感じでしたが、演奏してみると、「亜麻色の髪の乙女」や「君に会いたい」などは特にそのドラミングが面白いです。今回リストに入っていませんが。
帰りはライブハウスの隣にある、カレー通の間で有名なインドカレー屋さんで、夕食を食べて帰りました。
いつもスパイシーな香りがするお店の前を、美味しそうだなぁと素通りするだけだったので、今回やっと念願叶いました。
後からじわっと来る辛さで汗をかきかき食べましたが、とても美味しかったです!
池袋から練馬まで乗る西武池袋線は、たまにラッピング電車の「ドラえもん号」が走っています。この前初めて乗れてラッキーでした♪
親子連れの乗客は、皆さん嬉しそうに写真を撮っていました。