つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

また訪れてみたい、大谷石採掘場跡と素敵な図書館。

 

今図書館がまた閉館中なので、今月は「読み聞かせ」などの活動もありませんでしたが、今日は、図書館ボランティアに関わっていることで過去に参加した、図書館見学会などで訪れた素敵な図書館を紹介したいと思います。

 

先ずは、2017年に参加した栃木県の宇都宮市立南図書館見学会。

現地までは地元の図書館から市の大型バスで移動しました。

 

「図書館見学会」のもう一つの楽しみはその近隣の施設を見学することで、途中、大谷石採掘場跡で有名な「大谷石資料館」に寄りました。

 

www.oya909.co.jp

 

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HPにあるように、大谷石採掘場跡は、大正8年から昭和61年までの約70年をかけて、大谷石を掘り出してきた巨大な地下空間で、その広さは野球場が一つ入ってしまう大きさだそうです。

 

地下の採掘場跡には、資料館中の階段から降りて行けます。

そこに広がる空間はまるで地下神殿のような景観で、施設案内にもあるように、ピラミッドの内部や映画「インディ・ジョーンズ」のような世界観のような幻想的な空間でした。

 

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華道家假屋崎省吾さん制作のオブジェだそうです。)


 現在では、コンサートや美術展、演劇、写真や映画、ドラマの撮影としても注目を集め、LUNA SEAX Japan、JUJU や東京事変など様々なミュージシャンのプロモ撮影場所としても使用されて来たそうですが、それまでは長い間一般の人々の目に触れることなく「未知なる空間」と呼ばれていたそうです。

 

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この場所では、アイルランドの歌姫エンヤが、2008年にクリスマスショーを行ったんだそうです。

 

youtu.be

youtubeで探したら、たぶんこの映像がその時のだと思います。

 

私が訪れたその日は、学校の生徒達が大きい石のステージで合唱の練習をしていましたが、その歌声は巨大空間に響き渡ってとても美しく、暫し聴き惚れてしまいました。

 

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 資料館の周囲も、大谷石がむきだしになった岩壁が大迫力で迫って来る景観が楽しめました。国指定名勝だそうで、近くには「大谷景観公園」もあるそうです。

 

 

その後向かった「宇都宮立市南図書館」

 

www.minami-tosyokan.jp

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 (写真を撮っていなかったので、その時いただいた資料の写真から。)

 

こちらの図書館は、宇都宮市5つ目の図書館として2011年7月に開館され、図書館機能と交流機能をあわせ持った多機能型の新しいタイプの図書館として誕生したそうです。

 

広大な敷地にゆったりと建ったとても綺麗な図書館でした。多目的ホールやギャラリー、親子で遊べるプレイルーム、夜遅くまで利用出来る学習閲覧室など、その広さと充実した施設に圧倒されました。

 

一般書架のライトとその配列がお洒落だったのと、書架の約半分が児童書というのも珍しくて印象に残っています。

 

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一般書架の窓の周りに、外の坪庭に向かって配置された落ち着ける席も素敵でした。勉強や読書がはかどりそうですが、こんな席で庭を見ながら暫しボーとしてみたいです。


またこちらの図書館は、指定管理者制度を導入しており、紀伊國屋書店のスタッフさんと共にサービス向上を目指しているとのことでした。

 

 

それから、翌2018年6月に参加した群馬県の「太田市美術館・図書館」見学会。

 

こちらもメインの図書館見学の前に、日清製粉の創業の地である館林に2012年にオープンした製粉ミュージアムを訪問しました。

 

製粉技術に関する情報などを紹介する新館をガイドの説明を聞きながら回った後、明治時代の建物を移設した趣のある本館と日本庭園を見学しました。美智子様のご実家である正田家の重みも感じることが出来ました。

 

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その後、「太田市美術館・図書館」を見学しました。

www.artmuseumlibraryota.jp

 

こちらは、市民ワークショップから生まれた太田駅前の新たなランドマーク的複合施設だそうです。建物外観もお洒落で斬新なデザインでした。

 

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名前の通り美術館も兼ねていて、内部はゆるやかなスロープと、螺旋階段で結ばれた3つの展示室を効果的に活用しているそうです。

見学した時点で、世界60か国以上・12000冊を超える絵本児童書、9000冊のアートブックが揃う図書館だそうです。

 

でも絵本児童書やアートブックに特化していて、文芸書をほとんど置いていないのがびっくりでした。

他、視聴覚ホールやイベントスペースなどがあり、こちらも広々とした図書館でした。

 

また1階にはカフェ&ショップもあり、そこで食べた美味しいソフトクリームの味も忘れられません。

 屋上は樹木や芝が植えられていて、ビアガーデンが似合いそうでした。

 

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(階段を上って屋上へ)

 

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最後は、都内の南青山にある日本交通公社の「旅の図書館」。

 

www.jtb.or.jp

 

 

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数年前、瞑想方法を習うために訪れた瞑想教室の直ぐそばの目立たない場所に建っていて、偶然見つけました。

東京駅八重洲口から2016年に移転して来たそうで、旅の本約6万冊を所蔵する内部もこれまたとてもお洒落な図書館でした。

 

利用するには、当時は1階受付で手続きをしましたが、今は事前予約制になっているようです。

席もゴージャスな雰囲気で、そこで旅のガイドブックなど世界中の景観を眺めていると、時間が経つのも忘れるくらい楽しかったです。

今度ゆっくりまた訪れてみたいと思いつつ、それ以来行く機会がありませんが。

 

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内部は撮影禁止だったので、写真はHPから拝借しました。

 

こちらの図書館は本の貸出はしていないようですが、同じく一般に貸出はしていない図書館で、港区の都立中央図書館も、有栖川公園内にある環境の良い昔から好きな図書館です。

 

一昨年の図書館見学会は、都内北区の図書館だったようですが、私はあいにく都合が悪かったので参加出来ませんでしたが、こちらも素敵な図書館だったようです。

 

図書館の落ち着いた空間は昔から好きですが、建物などの建築にもとても興味があるので、そういった意味でも、今回紹介した3つの図書館などは私にとってワクワクときめいた場所でした。

また機会があれば是非訪れてみたいです(^-^)