つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

圧倒された「石川県立図書館」ほか~金沢一人旅(前編)

先月25日から二泊で金沢へ旅行に行ってきました。

ブロ友である、金沢在住のマー君のママさんがお誘いして下さったことがきっかけでした♪

(温かいお人柄が滲み出ている、マー君のママさんのブログです↓)

momo2448.hatenablog.com

金沢へは、20年ほど前、姉と旅行に行ったことがあります。まだ北陸新幹線も開通していない時だったで、新潟経由で行きました。

そのときは、能登半島と、金沢では「21世紀美術館」「兼六園」「にし茶屋街」「近江町市場」「武家屋敷」界隈、忍者寺である「妙立寺」などを回ったのを覚えています。

「輪島の朝市」で買い物もしたので、お店のおじさんたちと会話したあの活気ある場所が、元旦の大震災で大きな被害を被ってしまい、私もかなりショックでした。

(一日目)

旅行初日は、マー君のママさんが一緒に付き合って下さいました。

事前に色々調べたところ、月曜日は、回りたかった記念館や「県立図書館」など、ほとんどの場所が休館日で、唯一「県立美術館」だけ開いていました。

なので初日は、「県立美術館」でのカフェや夜のお食事で、旅行の目的の一つでもあった、マー君のママさんとたくさんおしゃべりできました。

初めての北陸新幹線にワクワク。軽井沢駅辺りを通過したら、綺麗な「浅間山」が見えてきました。

そして「富山駅」付近では、雪を被った迫力ある山々も見えてきました。

ホテルは、駅前で便利な「ドーミーイン金沢」に宿泊。ビジネスホテルですが、天然温泉の大浴場があります。

金沢駅に到着後、ホテルに荷物預けてから、お昼過ぎにママさんとの待ち合わせ場所である「鼓門」へ。

久々に見た立派な「鼓門」。懐かしく、金沢に来たなぁと言う実感が湧きました。

マー君のママさんは、ブログで拝見したことがあるので、直ぐに分かりました。

ブログ上でもお互いそう感じてましたが、初めて会ったような感じでなく、直ぐに打ち解けて道中楽しく過ごすことができました。

先ずは駅前からバスで10分ほどの、「石川県立美術館」方面へ。

バスから降りて、歩く街並みも情緒があり、いかにも金沢という感じでときめきました。

旅行を決めたその一か月前は、「11月末だともう紅葉は終わってますよ。」とマー君のママさんが教えてくれたのですが、この日程でしか行けなかったので、今年は紅葉が遅れていて、まだ綺麗だったので良かったでした。

「国立工芸館」

「石川県立歴史博物館」前に到着。

周囲にほとんど人が居なく、てっきりここも休館日だと思っていたら、撮った看板をよく見ると、11月はずっと開いていたことに今気づきました^^;

外観は、横浜のレンガ倉庫のようで素敵でした。

せっかくなので、マー君のママさんと記念撮影。

そして、その隣にある「石川県立美術館」の館内へ。

金沢でこういった美術館や記念館を色々回ってみて先ず感じたのは、どこも入場料がとてもリーズナブルだったことです。どこもシニア割があったにしても。

唯一「21世紀美術館」だけは千円ちょっとしましたが、コロナ禍以降、都内の美術館は値上げして2千円以上のところが多いので。

www.ishibi.pref.ishikawa.jp

外観を撮り忘れましたが、石川県ゆかりの絵画・彫刻・工芸・古美術などが色々展示されている、「常設展」だけ見学しました。常設展だけといっても、エリアが大きく6つに分かれていて、それぞれとても広く見応えがありました。

こちらの国宝「色絵雉香炉」だけ、撮影OKでした。

「常設展」のある二階ロビーの窓からの景色も、作品の一部のようで素敵でした。

「常設展」をじっくり見て回ってからは、1階にあるカフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」へ。

こちらは、以前マー君のママさんが紹介されていた、ママさんがマー君と訪れたことのあるカフェでもあります。ブログで拝見したときから、美術館とともにとても素敵な雰囲気で、是非寄ってみたいと思っていました。

マー君が食べたという美味しそうだった桃のケーキは、季節がら残念ながらありませんでしたが、こちらのショートケーキもとても美味しかったです。

マー君のママさんも私と同じく、コーヒーより紅茶党だそうで、そんなところも気が合いました。私はアールグレイのアイスで、ママさんはホット。

このとき、外に広がる美しい景色を見ながらお話したことは、きっといつまでもこの景色とともに忘れないだろうと思います。

この近くにある、「鈴木大拙館」へ行かれたときのママさんのブログを拝見したとき、鈴木大拙については私はほとんど知らなかったのですが、私が持っている西田幾多郎の「善の研究」(NHK・100分で名著テキスト)の話に繋がり(その本にも、西田幾太郎と親友だった鈴木大拙の話が出てきたので)、偶然にもその本をママさんもお持ちだったことが分かり、お互い持ち寄ってのミニ読書会も提案してみました。

おしゃべりした内容は多岐に渡ったので、本を開いての読書会とまではいきませんでしたが、この本のことや、映画「アイミタガイ」でのお互いの感想、マー君との想い出、パパさんとの不思議な縁など、心に染み入るお話も色々お聞きできました。

金沢でマー君のママさんとお話したいと思ったきっかけは、じっくり話してみたいということもありましたが、前に「不思議な経験があるんです。」とコメントを頂き、それを是非知りたいと伝えたら、会えたらお話しますとのことだったので、そのお話も楽しみにしていたのです。(^^ゞ

そしてお互い、「星の王子さま」で有名な一節にもあるように、「大切なものは目に見えない」という結論(?)に至りました。(^^ゞ

その後は、美術館の裏手出口から続いている、ブログでもマー君のママさんが大好きだと言われていた「歴史の小径」を通って、「中村美術館」~「鈴木大拙館」前まで散歩しました。

本当に、自然豊かな散歩道で、木々の緑も紅葉も綺麗でした。

その途中、二人連れの女性が歩いていて、マー君のママさんはそのお二人に話しかけ、「鈴木大拙館」へ抜ける道を一緒に案内してさしあげていました。そんなところからも、とても気さくで親切な人柄が伝わってきました。

鈴木大拙記念館」まで案内していただき、そこからも歩いて直ぐの「金沢21世紀美術館」前も通って、金沢駅行のバスにて戻りました。

(「鈴木大拙館」と「金沢21世紀美術館」は翌日に行ったので、写真も次回の記事に。)

夕食は、ママさんがパパさんとよく行かれるという、駅地下街にある居酒屋「八兆屋」さんへ。人気店なので、最近は予約しないと入れないとのことで、ママさんが事前に予約しておいて下さいました。本当に、店内は満席で賑わっていました。

でも落ち着いた佇まいの、とても雰囲気の良い居酒屋さんでした。

マー君のママおすすめの「お造り」と「能登牛のステーキ」を注文しました。

お造りは、プリプリ感がたまらない、とても新鮮で美味しく、「近江町市場」でのお刺身より美味しいとのことでした。でもお寿司は、富山が一番美味しいとも言われていました。

能登牛のステーキも、よく食べ歩き番組で聞く、「口の中でとろけそう」との表現にまさにぴったりで、今まで食べた中で一番美味しかったステーキかも知れません。

同じくブログで親しくして頂いている金沢在住のkagenogoriさんにも、「平日だけど、もし時間が取れたら夕食でも3人でどうですか?」とダメ元で連絡してみたのですが、やはり能登での仕事がお忙しいらしく、都合がつかず残念でした。(goriさん、マー君のママさんも残念がってましたよ~。)

充実した金沢での一日目でした。マー君のママさん、お世話になりました。ライトアップしている「鼓門」も綺麗でした♪
(二日目)

(ホテルの部屋からの景色。)

翌日は、午前中はまだ晴れていたので、朝、露天風呂から見上げた三日月がとても綺麗でした。ヒーリングミュージックが流れているので、それもいい雰囲気でした。

部屋でササッと朝食を済まし、前日マー君のママさんが教えて下さった駅前バス乗り場から、30分ほどの石川県立図書館へ。

こちらも10月にママさんから、変わった図書館なので、是非調べてみて下さいとコメントを頂き、調べてみたらなんて素敵な図書館と、ますます金沢へ行ってみたくなったのでした。

県立図書館前に建っている、金沢美術工芸大学も立派でした。

石川県立図書館

入口からのロビーも、とても広々していました。

そして中へ入った閲覧室は、事前にHPで見ていたとはいえ、実際目の当たりにすると、その素晴らしさに圧倒されました。

見上げた天井もまた凄いです!

館内は、大きく「閲覧エリア1F~4F」「こどもエリア1F」「文化交流エリア」の3つに分かれていて、手に取れる30万冊の本、思い思いに過ごせる500の閲覧席があるそうです。

こちらの利用案内にあるように、4階まで吹き抜けた館内中央は、「円型閲覧空間」になっていて、12のテーマを設定し、選りすぐりの7万冊を並べてあるそうです。

そして、館内はこのように、東西南北に色分けされていて、天井に掲げられた4つのフラグは、まるで「武道館」での東西南北のフラグみたいだと思いました。「加賀五彩」を使っているというのも洒落ています。

本を色々見ながら、だんだん上へと上がっていきました。

最上階である4階からの眺めです。

閲覧席は、どの階も外や内向きに設けてあり、外向けの席は、窓の外の景色が見える場所もあり、思い思いに過ごせるとても素敵な館内です。
建物フェチでもある私は、館内を見て回るだけでも、テンション上がりまくりでした。

こんな図書館なら、色々な本を読みながら、一日楽しく過ごせそうでした。

1階にある「ブックリウム」。空間アートが体験できます。
また、こちらの図書館は「会話のできる図書館」とのことで、サイレントルームを除き、館内でのおしゃべりや携帯電話の利用も可能だそうです。

とにかく、こんなに素晴らしい図書館を見学したのは生まれて初めてなので、皆さんも金沢旅行の際は、是非立ち寄って欲しい場所でした。

 

そういえば、過去にも、図書館見学について書いたことがありました。

tsuruhime-beat.hatenablog.com

 

長くなりましたので、続きは次回に(^^)/