つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

軽井沢・横川へ、秋の一人旅。

昨日から1泊で、旅行に行ってきました。

子供の頃、毎年夏休みになると泊りがけで遊びに行っていた、群馬県妙義山が綺麗に見える母方の故郷が最近特に懐かしく、妙義山真ん前の宿を見つけ、ひと月前に予約しておきました。

食事がとても美味しく、一人旅の人も多く訪れる宿と口コミにあったので。

(旅行の宿泊先を予約するときは、私は旅行会社30社比較の「トラベルコ」を利用することが多いです。)

今週になって、軽井沢の紅葉が見ごろになってきたとニュースで知ったので、急遽、軽井沢まで足を延ばすことにしました。

軽井沢駅前から、宿のある横川駅までは、路線バスが走っていることもあり。

ってなわけで、いざ一人旅へ、レッツらゴー!

大宮駅に出て、新幹線で軽井沢へ。

ちょうど来た新幹線に乗ったのですが、長野駅までの「あさま」と違い、金沢行きの「とき」だったので、予想通り自由席は座る場所が無く、高崎駅までは立っていました。大宮から軽井沢は40分ほどだし座れなくてもいいのですが、高崎から軽井沢までは暫しの間座れました。

軽井沢駅前のお蕎麦屋さんでお昼を食べてから、紅葉の名所「雲場池」へ。

紅葉の時期は駅前からシャトルバスも出ているようですが、駅から1・5キロ、歩いても20分ほどで到着しました。

紅葉の時期の軽井沢は初めてでしたが、行くまでの道路沿いや別荘地の木々も色付いていて、雲場池もとても綺麗で感動しました。特にもみじの赤が鮮やかで。

アジア系の外国の方も大勢観光に来られていました。

 

駅に戻る途中で、「軽井沢安東美術館」のカフェでしばし休憩。

昨年秋にオープンしたこちらの美術館は、世界で初めて、藤田嗣治の作品だけを展示する美術館だそう。ゆっくり観賞している時間がなかったので、今回はお茶だけに。

美術館前の道。

 

駅前の「矢ケ崎公園」に建っている「軽井沢大賀ホール」と、左奥は「浅間山」。

それから、駅前からJRの路線バスで30分ほどの、横川駅に向かいました。

横川から信越線に乗り換える旅行客も多いようで、バス停には思ったより多くの方が並んでいて、バス自体も大型でした。

車内では、時々、碓氷峠の歴史案内のテープが流れたり、景色が開けた場所は運転手さんからの案内もあり、路線バスといえど、ほんわか温かみを感じました。

宿のチェックイン4時までの時間、横川駅周辺をぶらぶら散策。

めがね橋方面に続いている「アプトの道」入口付近にある観光案内所。

中山道・碓氷関所跡」。

関所設置400周年になるそうで、今月末と来月には色々な関連行事があるようです。

峠の釜めし発祥の地「荻野屋」さん。


宿泊先である、旅館「 東京屋」さんは、横川駅のすぐそばにあります。

ご夫婦と娘さんの3人で家族経営されている、わずか5部屋の小ぢんまりとした静かな宿です。

oyado-tokyoya.com

なぜ「東京屋」というのかは、こちらのHPにもあるように、初代当主が東京・深川木場の出身だったからだそう。明治26年創業だそうですが、数年前に建て替えたばかりなのか、館内はとても綺麗でした。

昔から、中山道を往来する人たちの宿にもなっていたようです。

1階が食堂で、2階が客室とお風呂。部屋は12畳、8畳の部屋が一つずつと、後は6畳の部屋が3つ。一人の私は6畳の部屋でしたが、床の間や床の部分も含め、8畳ほどの広さがありました。部屋の窓からは迫力ある妙義山が望めます。

こちらの5時の夕焼けチャイムが「ふるさと」の曲で、私にとっては第二の故郷のような懐かしい地でもあるので、心に響きました。

朝起きたら、窓から朝日を浴びた妙義山がドドーンと目の前に!宿の前は、「碓氷峠鉄道文化村」です。

ただ、お風呂は温泉ではなく朝は入浴出来ないのと、部屋に冷蔵庫はないので、夏場はちょっと困るかも^^;

食事の写真は撮り忘れましたが、HPに載っている写真と同じで、朝夕ともにとても美味しかったでした。一人でも1泊2食付で、1万2千円ちょっとでした。

入口入ったところには、歴史を感じさせる列車のレトロな椅子が。

 

今日は「アプトの道」をハイキングして、「峠の湯」という温泉施設まで行こうか迷ったのですが、50分ほどかかり登り坂もあるとかで、帰りの電車で途中にある「磯部温泉」の日帰り温泉に寄って帰ることにしました。

アプトの道」とは、信越本線アプト式鉄道時代の廃線敷を利用して、横川~熊ノ平駅の間6キロメートルを遊歩道として整備された道で、めがね橋を代表とする、碓氷峠鉄道遺産にふれることが出来る道だそう。

前日この道を少し歩いてみたのですが、誰も通っていなかったので、一人ではちょっと不安かなというのもあり。一応、熊除けの鈴は持ってきたのですが(;'∀')

でも、宿のご夫婦によると、たまに猿や鹿に出くわしても、熊が出た噂はまだ聞かないとのことですが。

ということで、アットホームな宿に別れを告げ、横川駅から信越本線磯部駅へ。

碓氷峠鉄道文化村」の入口。休日はここから、アプトの道の途中までトロッコ電車が走っているようです。

 

「横川駅」。全国JR線の中で、最大の難所といわれた信越本線・横川~軽井沢間までのシェルバとして平成9年まで活動した機関車の動輪も展示されていました。

昔、横川からその機関車で軽井沢まで行ったことがありましたが、乗っていてもすごい急こう配なのを感じました。

横川駅のホームにも、昔使用していた輸入古レールの展示が。どちらもイギリス製ですね。

 

磯部駅近くにある、日帰り温泉恵みの湯」に到着。

広々とした内湯に露天風呂で、のんびりゆったり出来ました♨

別料金で、「砂風呂」もあるようです。

温泉近くの野菜直売所前に咲いていたコスモス。コスモスってメキシコ原産だそうですね。

磯部温泉や、駅のホームからも妙義山が綺麗に見えました。

ガラス越しですが(^▽^;)

予約するとき「東京屋」さんと迷った、やはり妙義山がよく見える「妙義グリーンホテル&テラス」も機会があれば泊まってみたいなと思いました。こちらは温泉なので。

北イタリアのドロミテや、オーストラリアのエアーズロックアメリカのモニュメントバレーなどもずっと憧れていて、昔からそういった岩肌が見えるゴツゴツした山の景観に憧れるのは、やはり子供の頃から妙義山が好きだったから、その影響が大きいのだろうと思います。

今日は磯部温泉だけで早く帰ってきたので、ブログもその勢いで書いてしまいました。

妙義山の紅葉はこれからって感じでしたが、軽井沢の紅葉は来月初旬まで楽しめるようです(^^)/