つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

のこぎり奏者・サキタハヂメさんの音楽

ミュージカルソー(のこぎり)奏者&作曲家である、サキタハヂメさんの音楽を初めて耳にしたのは、2011年のテレビドラマ妖怪人間ベムだった。

のこぎりを使った楽器のことを、ミュージカルソーというのも初めて知った。

アニメ版の方は、私が子供の頃にもテレビ放映されていて、クラスの間で「早く人間になりたい」って台詞が流行っていたっけ。

妖怪人間である、ベム・ベラ・ベロは、姿かたちこそ醜いけれど、平和を愛する正義のヒーローたち。

実写版では、それぞれを亀梨和也・杏・鈴木福たちが演じていて、福君なんてまだほんと幼く、その演技も台詞回しもとても可愛かったな。

人間たちのために悪と戦っているのに、その容姿などから人間たちからは嫌われ恐れられている妖怪人間。

その気持ちが毎回切なくて、特に杏さんは、その後も様々な作品に出演している中で、はすっぱで姉御肌気質のベラ役を演じていた、この時の演技が私は一番心に残っている。

そんな切ない場面に流れる、サキタハヂメさんの奏でる曲は、心の琴線に触れるような、哀愁を帯びた独特な音色であり、毎回胸に染み渡りジーンときた。

落ち込んだ気分のときに聴くと、より癒され励まされる感じがする。

このドラマで、初めてサキタさんのミュージカルソーを耳にしたとき、昔ジャニス・イアンのファンになるきっかけとなった曲、ジェシーでの口笛に似ていると感じた。でも『ジェシー』で感じた寂寥感だけではなく、もっと温かみのある音楽だと思う。

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この「異形の愛1(いつかきっと)」は、このドラマで一番好きだった曲で、今聞いてもドラマを思い出し鼻の奥がツーンとなる。

 

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こちらの「光のさす方へ」は、このドラマでの挿入曲ではなかったのかな?でも耳慣れた、懐かしい気分に駆られるとても素敵な曲。(長野県の小渋トンネル内にて演奏されたそう。)

 

その後、2017年での、やはり好きだったテレビドラマフランケンシュタインの恋』(出演/綾野剛二階堂ふみ、ほか)で、音楽を担当されていたのもサキタさん。

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こういった、切なくも温かいドラマの世界観を表すことが、サキタさんの奏でる音楽は、とてもぴったりだと思う。

 

その次に、サキタさんの音楽と気付いたのは、NHK連続テレビ小説での『おちょやん』。このドラマは、上方女優の浪花千栄子(主演・杉崎花)の半生を題材に、戦前から戦後の大阪で貧しく生まれた少女が女優を目指す生涯が描かれていた。

おちょやん子供時代(前田暖乃)での、酒浸りで働かない父から、売られていく場面で、「私は捨てられたんじゃない。私があんたたちを捨てるんだ!」っておちょやんが父に啖呵を切る切ない場面でも、サキタさんの曲が流れていたっけ。

同じ言葉を親にぶつけ、家を出ていけたらと思っている子供が、今この時もどれほどいるのだろうと感じたシーン。

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(こちらの動画には、『おちょやん』での挿入曲「はすの花」とともに、サキタさんの経歴が簡単に紹介さいれています。)

 

サキタハヂメさんの音楽のことは、以前からブログに書きたい思っていたのだけど、先月放送されていた、『つまらない住宅地のすべての家』というNHK連続ドラマで、久々にサキタさんの音楽を耳にして、そろそろ書こうかなと思った次第です。

でも、残念なからこちらのドラマでの曲はYouTubeになくて残念。

原作は、津村記久子の小説だそう。ありきたりの住宅地の日常に、逃亡犯が向かっているというニュースが流れ、自治会長(井ノ原快彦)が町の安全を守るための提案を住民に呼びかけ、次第に住民たちそれぞれが抱えている秘密が明らかにもなってくるという、どこかユーモラスで切ないサスペンスドラマだった。

時間帯も夜の15分間というのが、私が見続けられるのにぴったりな時間でもあり。(^▽^;)

その登場人物たちの心情が、サキタさんの音楽の調べによって、切々と伝わってくる場面が多く今回も毎回余韻が残った。

やはり今年のドラマ、『祈りのカルテ』でも、サキタさんが音楽を担当したそうだけど、残念ながらこのドラマは観ていなかった。

 

最近では、「森のパイプオルガン」という、森の中でこのような演奏活動もされるようだ。

news.yahoo.co.jp

(写真は、こちらの公式サイトから拝借しました。)

サキタハヂメ公式ウェブサイト – Sakita Hajime Official site (hajimesakita.com)

 

これからも、サキタさんの奏でる調べを耳にするのが楽しみであります♪

 

* * *

ところで、はてなブログを始めて、今月4日で早4年が経ちました。

先日の日曜はてなから、そのお知らせメールがPCに届いていました。

備忘録として細々続けてきた感じですが、立ち寄って下さる皆様のおかげで続けてこられたように思います。いつもありがとうございます!(*^-^*)

 

そのお知らせメールに気付いたのは、ちょうどその日の夜、ご自身のブログで私のブログを紹介してくださったり、私からのリクエスト料理に応えて下さったtemahimeさんに、お礼のコメントを書こうと思ったときでした。

なので偶然にも、4年間ブログを続けてきた記念のご褒美をプレゼントされたようで、とても嬉しかったです♪

temahime.hatenablog.com

私のブログでの「タコやん」という絵本の話から、冗談っぽく言ってみたら、直ぐに応じて下さるなんて!思ってもみませんでしたが、私向けのレシピ「酢ダコのヨーグルト和え」を考えて下さりとても感激しました。

で、私も早速作ってみました♪

教えて頂いた材料のうち、ケールと、おすすめのヨーグルトである明治プロビオヨーグルトPA-3は、残念ながら近くのスーパー2店舗とも無かったのですが、同じ明治プロビオヨーグルトの別の種類で作ってみました。

とても美味しく、temahimeさんが仰るように色々な食感が楽しめました。

次回はケールも探してまた作ってみたいと思います。(temahimeさん、からし菜を代用しても良いですか?)

タコは、お刺身以外でも、酢の物やサラダに入れていましたが、酢だこは子供の頃から大好きでも、主にお正月にしか食べていなかったので、これからは教えて頂いたヨーグルト和えで!レパートリーも増えて嬉しいです♪

短時間でできますので、皆さんも是非!(^o^)丿

temahimeさん、ありがとう!そして、ごちそうさまでした。m(__)m

この「ごちそうさまでした」は、temahimeさんが、ご自身のブログで料理を紹介後、毎回書かれている〆の言葉で、食材への感謝を込めての言葉だそうです。

手間暇をかけ、丹精込めて作られている様子が伺える、プロ顔負けのtemahimeさんのお料理ブログからは、ご自身の丁寧な生き方がそのまま反映されているように感じます。