10日の日曜は、下北沢音楽祭での最終日、北沢タウンホールで開催された「ビートルマニアステージ」に出演して来ました。
「ビートルマニア」ときくと、1979年頃に品川プリンスのホールで観た、アメリカの同じ名前である、ビートルズトリュビートバンドの華やかなステージを思い出します。
当時、日本にカバーバンドなどほとんど存在しなかったので、それはとても印象深いステージでした。
今回1バンド急遽キャンセルがあったそうで、全11バンド。
最後にスペシャルゲストとして、日本でのビートルズトリュビートバンド第一人者であり、この業界で長く活躍されている、リッキー(廣田龍人)さんが出演されました。
他の出演バンドは、今まで対バンしたことのあるお馴染みの方々がほとんどでした。
午前10時から、スタジオに入り1時間弱リハをしてから、ホールに向かいました。
私たち「ジェリービーンズ」は二番手。
舞台裏でスタンバイしながら最初のバンドをモニターで観ていましたが、トップバッターからして大御所バンドなので、この後だとやりにくいなーと思ったりしました。
でもこの時、この写真を撮ってくれたジョン役が、「つるひめさんが後ろにいてくれると思うといつも心強いんです。」と言って下さったのでお世辞でもうれしく、ポカしないよう頑張らなければと思ったのでした。( ̄▽ ̄;)
皆で、「ちむどんどんする~!」と笑いながら緊張をほぐしていました。
そして、いよいよ私たちの出番。
<セットリスト>
A Hard Day's Night
Can't Buy Me love
You Can't Do That
I Wanna be your Man
If I Needed Someone
Tell Me Why
Money
(予定では、I Want To Hold Your Hand も入っていましたが、時間ギリギリだったのでカットしました。この曲は他の多くのバンドもやってました。)
バンドの転換時間の間に、楽器や全体の音バランスのサウンドチェックがありましたが、始まってから暫くの間は、皆の歌声が聞こえにくく、少々焦ってしまいました。
ドラムモニターの返しを大きくしてもらえるよう、途中頼めば良かったと感じましたが、後で客席や楽屋にいらした皆さんからは、マイク音、最初は小さかったけど、調整したようで段々大きくなって来たと言われ良かったでした。
他のバンドのジョン役の方も、ご自身のバンドで演奏中、ほぼドラム音しか聞こえなかったと言われてました。
大きいホールは、私もほんの数回しか経験したことないし、慣れない場所では色々勉強になることが多いです。
でも大きい会場だと、スモークの演出もあったりで、演奏中もドラムの横からスモークがモクモク来て面白かったでした。
とりあえず演奏は無事に終わり、ほっとしました。
後は、皆さんの演奏を客席で楽しむばかり。(*^-^*)
元勤め先の同僚たちや、ベースをやっていた息子、以前私のライブを見に来てくれてからベースを始めた地元の友人たちが見に来てくれました。
他のビートルズバンド仲間も大勢見に来て下さっていて、会場で会うたびに「良かったよー!」と声をかけて下さりったのもありがたく、久しぶりな方含め色々な方に会えたのもうれしかったでした。
このブログは知らないかもですが、ありがとうございましたm(__)m
(お馴染みのバンドさんたち)
途中お腹が空いたので、観に来てくれたバンド仲間のMちゃんたちと近場のたこ焼き屋へ食べに行きましたが、街中ではカレーフェスタもやっていたのでカレーも食べたかったでした。
私が一番楽しみにしていたバンドは、まだ見たことがない「BB Cats」というBBCアルバム曲中心の女子バンド。
見た目も演奏スタイルもパワーあふれ、噂通りとてもかっこよかったでした。
ところで、その前に出た若者バンド「スクランブルエッグス」さんは全く知らなかったのですが、初期のビートルズの勢いを彷彿させる、その躍動感にすっかり感動してしまいました。会場の空気も変わったかのように沸いていました。
リズムに合わせて動きのあるバンドは、見ていてもホントかっこいいです。
(自分のバンドでも、私の歌の時に、フロント3人で集まりパフォーマンスをしてくれたので、初めて見て「おぉ、かっちょいい!」と思いましたよー♪)
「ぜひ対バンお願いしたいね!」と、一緒に見ていたMちゃんとすっかり盛り上がってしまい、「つるひめ、彼ら、ホール入口にいたのでちょっと話に行こうよ。」と言われ、一緒に写真を撮ってもらったり、機会があればと対バンのお願いをしてきました。
彼らは早稲田ビートルマニアの学生さんたちでした。
私はFacebookはやっていないのですが、翌日、他の出演者の方たちが「スクランブルエッグス」さんのことをFacebookで絶賛していたそうで、彼らと早くも会話した私たちは抜かりないなと、仲間から言われていたそうです。
おばさんパワー炸裂!笑
ラストのリッキーさんオンステージも、この世界情勢の中なのでと最後に「イマジン」もやってくれて感動でした。久しぶりに見たリッキーさん。見た目も声もジョンに似ていて、昔と変わらず素敵な歌声でした。
夜までの長丁場でしたが、出演者としても観客としても大いに楽しめた、お祭り感覚のイベントでした。YouTube配信もしていました。
「下北沢ブレス」の諸橋さん、音楽祭スタッフであるボランティアの皆さん、お世話になりありがとうございました!
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その前の日曜は、お昼から浅草アップルで「大奥別館」というビートルズバンドでブッキングライブに出て来ました。
ビートルズバンド中心で、ほかB'zなど色々なユニットが出演しました。
その中で、当初一人で出る予定だったジャムおじさんって方が、ローリングストーンズをやるとのことで、1月に即席バンドで一緒にやったメンバーが、今回もそれぞれのビートルズバンドで参加していたので、急遽ジャムおじさんのバックでまたお手伝いすることになりました。
(もちろん、「アンパンマン」のジャムおじさんに似ているからそう呼ばれています。)
バンドだと持ち時間40分間でしたが、一人だと20分間だったので、1月にやった「Time Is On My Side 」「Ruby Tuesday」ほか、「Under My Thumb」「Angie」「Honky Tonk Women 」の5曲をやることになりました。
ジャムおじさんは、昔のGSバンドであるタイガースが大好きで、タイガースもカバーしていたこの5曲を今回希望されてました。
チャーリー・ワッツの独特なドラムプレイであるワッツ打ち(スネアを叩く時は、ハイハットを刻まない)で練習していて、大好きな曲ってほどでもなかった「Under My Thumb」が一番リズムにのれて楽しかったのは発見でした。
ですが、このワッツ打ちでストーンズ曲をずっと練習していたら、当日ビートルズ曲最初の方で、ワッツ打ちの癖が出てしまい焦りました。
それと、ビートルズ曲での勘違いがあったので、慣れた曲でもしっかり練習して臨まないとダメだなぁと反省。^^;
(歌う表情にもパワーあふれるメンバー♪ )
今回このバンドでのビートルズ新曲は、「One After 909」と「Oh! Darling 」でした。
ストーンズバンドのボーカル、ジャムおじさんは「ミック・ジャム」。私は「チャーリー・ツルヒメ」と紹介され嬉しかったのでした。
こちらは、ストーンズメンバーから、YouTubeにしたと送られてきた、「Time Is On My Side 」「Ruby Tuesday」「Under My Thumb」3曲の映像です。
「アンジー」では「アン爺~」と呼ばれて、つい笑ってしまいましたが、普段は物静かな方ですが、パワーあるいい声と評判のジャムおじさんです♪
その前のビートルズ曲でちょいとミスり、この時は冴えない気分だったのですが、終わってから「ドラミングも表情もチャーリー・ワッツに似ていた。」と言われ、途端に元気が出た単純な私。
職人のように淡々とした表情で叩くチャーリ・ワッツに比べ、私は慣れない曲で緊張していただけなんですが。笑
このイベントは、会場費は出演者で割りお客様は無料だったので、座り切れないくらいのお客さんがいらしてました。
久しぶりにストーンズも演奏出来て、こちらも楽しいイベントでした!
次回も頑張ります!