つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

映画『フォールガイ』&ポール・マッカートニー写真展

映画『フォールガイ』

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たまには、ド派手な痛快アクションでもと思い、今月初めに観に行ってきた。

【あらすじ】

大けがで一線を退いていた、スタントマンのコルト・シーバース(ライアン・ゴズリング)。思いがけずハリウッドの撮影現場に舞い戻ることになった彼は、そこで監督を務める元恋人ジョディ・モレノ(エミリー・ブラント)と再会し、彼女の気を引こうと命懸けのスタントを披露する。そんなとき、主役俳優トム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)が突如姿を消す。ジョディとの復縁とともに自らの銀幕復帰も期待し、コルトはトムを捜し始めるが、次第に危険な状況に追い込まれていく。

(出典:シネマトゥデイ

デヴィッド・リーチ監督自身が、スタントマン出身だそう。

ライアン・ゴズリング演じる、スタントマンが主役だけあって、落下アクションやカーチェイスなど、これでもかという迫力ある派手なアクションシーンの連続で、最後の最後までハラハラドキドキした。

浜辺で車が8回転半など、びっくりだった。

フィギュアスケーターも真っ青な回転数!笑

フィギュアスケーターといえば、俺たちフィギュアスケーターという映画も面白かったなぁ。昔レンタルで観たその「俺たちシリーズ」、色々面白かった。

 

ライアンゴズリング自身も、危険なシーンを体を張って演じていた。

アクション&ラブコメという感じで、笑えるシーンも度々あって。

劇中、『メタルストーム』というSF映画を撮影している。そこに登場するたくさんの宇宙人役や、そのエイリアンの衣装を絡めたシーンもコミカルで笑えた。

 

挿入曲は、Kiss「I was Made for Lovin You」など。曲の使い方がこれまたかっこよかった。

ラストはすっきりした味わいで、エンディングでのメイキング映像も面白かった。

本物スタントマンの撮影風景などが映り、スタントマンをとてもリスペクトしているのが伝わってきた。

ロケ地、オーストラリア・シドニーでの、オペラハウスなど風景も楽しめる作品。

劇中、主演俳優役のアーロン・テイラー=ジョンソンは、どこかで見たことあるようなと思ったら、ジョン・レノンの映画『ノーウエアボーイ ひとりぼっちのあいつ』での主演・ジョン役だった。

黒縁メガネでジョンを演じたときとは、だいぶイメージが違っていたけれど。

 

主演のライアン・ゴズリングは、その役柄のせいか、ラ・ラ・ランド』『バービー』『ファースト・マンなど、今まで観た出演映画の中で、一番かっこよく見えたかも。

宇宙人飛行士役のファースト・マンも内容的にもとても感動したけれど、ストーリー的に一番好きなのは、きみに読む物語

この作品は、今でも忘れられない大好きな作品だ。

 

* *

ポール・マッカートニー写真展」

7月19日から開催されているこちら写真展。

バンド仲間はもう何人も見に行っていて、初日に予約して行ってきた友達からは、バンド練習時に撮った写真を色々見せてもらったのだけど、私も涼しくなってきたら行こうと思っていたけど、一向に涼しくならずで。最近やっと見に行ってきた。

会場は、東京シティビュー六本木ヒルズ森タワー52階)

久々の六本木ヒルズ・52階からの壮大な眺めが目に飛び込んできて、しばし景色を見入ってしまった。

そして、いよいよポールの写真展。

一部の写真を除いて、写真撮影はOKだった。

ビートルズが世界を熱狂させ社会現象となる1963年12月から、「エド・サリバン・ショー」でアメリカを席巻した1964年2月までの約3か月間の記録。彼自身が撮影したものや、60年前からネガやコンタクトシートのままでプリント化されてこなかった貴重な写真を含む約250枚が展示されています。

ポール・マッカートニーが撮影した、未公開プライベート写真の数々。

ビートルズの楽屋裏でのリラックスした様子など、ポールが撮ったからこそ、ビートルズの素のままの魅力がいっぱい詰まった写真展で、とても見応えがあった。

チラシにも載っていた、1964年パリの街角にたたずむ、ジョン&ジョージのこの写真が一番引き込まれたかなぁ。

「僕らはふざけることで正気を保っていた。」と、クリスマスショーで帽子が二つ転がっていたのを見たジョージが、二つ重ねてかぶると面白いよ、言ったそう。

帽子をいくつかぶろうが、貴公子みたいにハンサムなジョージ。笑

イギリスのアーティスト、デヴィッド・ウインによる胸像のためのポーズを取ることに同意し、粘土で成形した彼らの肖像と並んでバンドの写真を撮ったとのこと。

ファンクラブの代表だった、フリーダ・ケリーの写真も。

映画『愛しのフリーダ』では、フリーダの素敵な人柄や、フリーダが家族のようにビートルズ4人から愛されていたのがよく分かって、とてもいい映画だった。

釣りをしているポール。この表情も、いかにも茶目っ気たっぷりなポールって感じでいいなぁ。

アメリカでの、当時の熱狂的な歓迎ぶりも、ポールの写真から色々伝わって来た。

この一枚も、アメリカの空港で、整備士の人が飛行機窓に向かって、ギターを弾く真似をしているのも印象に残った。
電車の窓から見知らぬ男性を撮影した写真で、「僕はいつも知らない人々の人生を想像していた。たとえば、あの男性の僕が知ることのない物語を。」という言葉には、何だかとても共感できた。ポールはレンズを通して、色々俯瞰して見ることができたんだと思った。

ポールが写真に興味を持ったのは、幼少期に家族が初めて買ったコダックのカメラがきっかけだったんですね。ポールの写真と音楽への興味は、弟のマイクとも共有され、マイクは、ポールとビートルズ初期のいくつもの写真を撮影したとか。

かっこいいビートルズのプライベート写真以外にも、ジョンの奥さんシンシアや、ポールの恋人、ジェーン・アッシャー、ほかシラ・ブラックなど、色々興味深い写真がたくさん見られました♪

写真、もっと色々撮ったのですが、東京での開催は来週24日までで、この後は大阪で開催されるそうなので、ネタバレはこの辺で~(^^)/

昨夜の中秋の名月の写真。友達に送ったら、クジラが月を食べているみたいと言われました。