夏でもなかなか旅行が出来ない今日この頃ですが、今回は2019年の8月末に、バンドの友達と北海道旅行に行った時のことを懐かしく振り返ってみます。
3泊4日の日程でしたが、午後出発で早めの帰着だったので初日と最後の日はほぼ往復の移動だけで、観光したのは丸2日間という感じでした。
なので旅行会社の夏のツアーにしては価格もリーズナブルでした(^-^)
旅のスケジュールはこんな感じで、観光バスでの案内は2日目札幌着までで、3日目はフリーでした。
1日目は、新千歳空港から登別温泉の宿にバスで直行しただけですが、その時のバスガイドさんの話によると、ナントその日は偶然にも年に一度8月末に開催される『登別地獄まつり』の日と聞いてびっくりでした。
旅行の日にちを選ぶときにもそんな記載は見当たらなかったので、私たちも全然知らずラッキーでした。お祭り大好きなので♪
出発前日も、私は隣の市の阿波踊り大会を見に行っていたのでした。
(バスの車窓から。登別温泉にさしかかると鬼のお出迎え。)
夕方、温泉街中心にあるホテル「登別万世閣」に着いて、夕食後さっそくお祭り見学に繰り出しました。
『登別地獄まつり』とは、
登別温泉の地獄谷から地獄の釜の蓋が開いて、閻魔(えんま)大王が鬼たちを引き連れて登別温泉を訪れるという伝説をもとにしたお祭り だそうです。
温泉街の極楽通りを「閻魔大王からくり山車」が練り歩いたり、地元の人たちや観光客が一緒になって踊る鬼踊りがあったり、フィナーレは夜9時からの打ち上げ花火でした。
「えんま大王からくり山車」
(「鬼踊り」鬼などの、楽しい仮装をした人たちもたくさんいました。)
鬼踊りや閻魔大王の山車を見た後は、地獄谷での打ち上げ花火を見るため、大勢の人たちの後を追ってゾロゾロ歩いて行きました。
地獄谷前の広場に着くと、ものすごい人でおしくらまんじゅう状態で座って花火開始を待ちました。
すると、右手の階段から鬼たちが降りて来てその後からナント、歌手の大黒摩季さんがサプライズゲストとして登場!
「わぁ!」と歓声が上がり、私たちはもちろんびっくり仰天でしたが、地元のお客さんは知っていたかのような雰囲気もあったので、前年度も同じく大黒摩季さんが登場されたのかな?と思いました。
大黒摩季さんは、札幌の有名なパン屋さんが実家だそうですね。
至近距離で、ヒット曲の「ら・ら・ら」を歌ってくれたので感激でした(*^-^*)
その後は、いよいよ打ち上げ花火の開始!
地獄谷からの打ち上げ花火は、その反響音も今まで経験したことないような凄まじい音で、半端ない迫力で、たった15分間だけでも強烈な印象が残った花火でした。
(最後の写真は、花火というよりまるで宇宙の銀河星雲のようではないでしょうか?)
その後宿に帰ってから、名湯・登別温泉に入りました♨
思いがけず「登別地獄まつり」を体験出来た、北海道旅行の初日でした。
翌日は、花火が打ちあがった地獄谷を見学してから、次の目的地である「京極ふきだし公園」そして一番楽しみにしていた「積丹半島」へ向かいました。
登別地獄谷では、遊歩道をぐるっと散策しました。
前の晩、打ち上げ花火を見た時は、地獄谷は暗くて全然見えませんでしたが、明るい中で見る地獄谷は噴煙が上がっていて迫力があり、この場所から打ち上げたから反響音が凄かったんだ~と改めて感じました。
伝説によると、閻魔大王や鬼がここから出て来たんですよね~。
この記事を書くにあたって、最近の『登別地獄祭り』の開催について調べてみたら、昨年はやはり中止で、今年は延期となっていました。
また賑やかに開催出来る日が来ることを願っています。
私はお祭りも人生の中で大切な行事だと思っていますが、先日、高校生の子供がいる友達が、昨年入学以来、体育祭も文化祭も修学旅行まで中止になってしまい、高校時代の楽しい行事を全く経験出来ていないと嘆いていました。
お祭りはまた来年って思えるけれど、高校時代は今だけなので、そういった思い出作りが出来ないまま卒業してしまうのは本当に可哀想なことだと改めて思いました。
では、旅の続きはまた次回に(^^)/