つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

久々の「読み聞かせ」と、絵本の紹介。

 

今月は、今年初めて図書館での「読み聞かせ」が再開されました。

17日の担当日に読んだのは、『あなたが生まれた夜に』(ナンシー・ティルマン作)

 

こちらの絵本は、昨年末ブログでも紹介しましたが、読み聞かせではまだ読んだことが無かったので。

 

tsuruhime-beat.hatenablog.com

 

幼児にはちょっと難しいかなと思いましたが、一緒に聴きに来てくれる親の方々にこそ聴いて欲しいという気持ちもあったので。

特に孤独を感じやすい今のご時世や、自分の存在価値に疑問を持った時に読んで欲しい絵本です。

この世に生を受けた一人一人は、唯一無二の存在だということを思い出させてくれます。

 

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 この日はロビーで親子のイベントもあったせいか、人数制限はあったものの、いつもより多くの親子の皆さんが聞きに来てくれました。

昨年からのコロナ禍で休部していたメンバーの一人も今年度から参加出来、いつものメンバーが揃い和やかな雰囲気の中で出来ました。

来月はまた開催出来るかどうかは分かりませんが。

 

と、これだけでは何なので^^;

絵本関連で、私が持っている他のオススメ絵本も紹介します。

 

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この『ちいさいタネ』(エリック・カール作/偕成社という絵本は、カラフルな色使いがとても綺麗なので気に入り以前購入したものです。

ゆっくり読むと10分はかかるので、普段の読み聞かせには合わないため、まだ読んだことはありませんが。

 

風に乗って大勢の仲間と一緒に旅に出た小さなタネ。行く手には様々な危険が待ち受けています。

受けつがれる命の素晴らしさを小さなタネに託して、鮮やかなコラージュで描かれた作品。

 

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どのページの絵も、このようにとても素敵な色使いなのです。

季節は秋から始まり、最後も秋で、最初と同じく「さぁ、タネたちはどこまでとんでいくのでしょう。」で終わるので、輪廻転生のような命の循環を感じさせる絵本でもあります。

 

こちらの作品、エリック・カールさんは、はらぺこあおむしで有名なアメリカ・ニューヨーク出身の作家ですが、2002年マサチューセッツ州に、エリックカール美術館が開館したそうで、いつか行ってみたいなぁと憧れます。

 

風に乗って孤独な旅をするタネたちにも色々なことが起きる。

タネたちはサプライズ続きですが、この絵本のイメージにはどんな曲が合うかと考えたら、何故かレディオヘッド『ノー・サプライゼズ』を思いつきました。

歌詞はさて置き、最初の可愛い出だしと寂しげな曲調がピッタリかなと♪

 

youtu.be

 

絵本とは関係ありませんが、 孤独な旅といえば、映画『ノマドランド』が第93回米アカデミー賞の作品賞などを獲得しましたね。

公開前から話題で気になっていたこの作品、先週やっと観に行けましたが、先週からバタバタ慌ただしいので、来週辺りまた落ち着いた頃にでも感想書けたらと思います。

 

 

今週末はもう、風薫る5月ですね。

 

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(2018年 栃木市・蔵の街にて)