10/17㈯は、図書館で読み聞かせの日でした。
この日はローテーションで受付の担当だったので、それが終わってからこの『まねきねこだ‼』(高畠那生・作)を1冊読みました。
一日雨模様でしたが、隣室での工作イベントがちょうど終了したところだったので、先月より多い親子の皆さんが聴きに来てくれました。
今回読んだ絵本は、先月読んだ『だるまだ‼』の続編、『まねきねこだ‼』です。
最初に先月読んだ『だるまだ‼』の簡単な内容説明をしてから読みました。
『だるまだ‼』では、海から大量のだるまがやって来て、街中至る所がだるまだらけになり、だるま一大ブームが起こる内容でした。
そしてお話の最後、今度は空の彼方から、たくさんの招き猫がパラシュートでやって来るところで終わっていました。
続きの今回の絵本も、空に点々と見える「あれは何でしょう⁈」から始まり、この頁に続きます。
たくさんの招き猫達は、街に上陸してあちこち何やら探しています。
一体何が起きているのでしょうか。
ドコダ、ドコダ、ドコダ、ドコダ・・・アッ!
招き猫達は、探していただるまを見つけ出しました。
床屋で、ボクシングジムで、ジャングルで、その他色々な場所で。
『だるまだ‼』で、だるまが置かれたり、使われたりした場所のだるまを次々見つけ出し、その場で置物のように動かなくなります。
そして夜になると、招き猫から長い手足がニュッと伸び、だるまをガシッと捕まえ、だるまを抱えたまま一気に走り出します。
そして見晴らしの良い場所に集まって来ると、パラシュートを広げ風を待ち、ビュンと吹いてきた風に乗って一斉に空へ飛び立ちます。
最後の頁は、あんなにたくさんいた、だるまと招き猫はもういないいつもの街の風景に戻ります。床屋の出窓に、招き猫の「千万両」の小判が残されたまま。
この絵本は続編なので、よく見ると、最初の『だるまだ‼』で街中でだるまが活用されていた場所場所でクスっと笑える絵もユニークです。
だるまが 置物になっていた床屋では、男性の髪型モデルの写真がだるま風リーゼントになっていたり、ボクシングジムでの写真は、だるまグローブを付けファイティングポーズで決めていたり。
招き猫がだるまを捕まえる夜のシーンでは、暗闇の中、招き猫もだるまの顔も不気味な表情に見えてちょっと怖く感じますが、前作と同じくその絵・内容ともシュールさいっぱいで面白かったです。
もうこの続編は今のところ無いようですが、パラシュートで飛んで行った招き猫&だるまは、一体何処へ向かって行ったのでしょうか??
その行先などちょっと空想してみました。
先に上陸したたくさんのだるまは、実はダルマ星からやって来たダルマ星人であり、その一部が、ダルマ星人の遊び場である宇宙空間で「だるまさんが転んだ」をやっていたら、地球にたどり着いてしまった。
そこで、宇宙お助け隊である招き猫パラシュート隊員達が地球までだるまを回収にやって来た。このだるまも招き猫達も、実はロボットで出来ている。
猫型ロボットとは、まるでドラえもんのようである。
な~んて、
だるまも招き猫も縁起物ですから、今まさに地球上で困っている映画館、ライブハウス、劇場他、色々なお店や会社・家など、世界中の困窮している人達の所に置かれるために、それぞれの目的の場所に散らばって行ったのかも知れませんよね!
商売繫盛や開運を願って。
サンタクロースもびっくり!
ソレデハ ソレデハ サヨウナラ~
またニャ~(^^)/