先週土曜は、久々に図書館での読み聞かせ担当日でした。
図書館内の工事や昨今の事情により、今年の「読み聞かせ」は8月の今月からやっと再開されました。
今までは担当1グループで30分間でしたが、今月から暫くは読み手は2人で約20分間。
グループ4人中2名がちょうど都合が悪いとのことで、私ともう一人の方が担当しました。
観客の親子の皆さんも先着4組で合計10名までと人数制限があり、事前に職員の方から様々な感染予防対策の説明も受けました。
猛暑でお盆の最中だし、お客さんは来ないかもねともう一人の方と話していましたが、ちょうど親子4組の方々が聞きに来て下さいました。
後からもう2組来られ、お断りして申し訳なかったでした。
今回私は、絵本『ゴリラのパンやさん』（白井三香子・作 / 渡辺あきお・絵 / 金の星社）と、図書館で借りた紙芝居『ばけばけ～どん！』（谷地元雄一・作 / 夏目尚吾・絵 / 童心社）を読みました。
『ゴリラのパンやさん』は、読み聞かせ用にかなり前に古本屋さんで購入したものなので、やっと出番がやって来ました。
丘の上にパン屋さんを開店したゴリラは、強面のため最初はパンを買いに来た動物達に怖がられてしまい、パンが全然売れなく困っていたけど、ゴリラの優しさが皆に伝わっていくほのぼのとしたお話です。
作者である白井三香子さんの「心の目をなくさないで」という絵本にあった解説から抜粋すると、
人は、自分や仲間とは異質な人々に対して、強い警戒心や猜疑心の気持ちを抱きます。
外見で判断されて冷たい仕打ちを受けた時の悲しさは、自分が体験してみないとなかなか分からないものです。
小さい子供達は大人と違い、友達の見つけ方をちゃんと知っています。この子ウサギ達が、大人になってもその『心の目』をなくさないでいてくれることを、私は強く願っています。
とありました。
ただただ楽しんで欲しいだけで、自分が読んだ絵本から何も道徳的なことを受け取って欲しいとは思っていませんが、とても共感出来る文でした。
「心の目で見るんだよ。大切なことは目には見えないんだ。」
と星の王子様の中の台詞も思い出しました。
紙芝居『ばけばけ～どん！』は、幼児向けとしてよく知られている紙芝居です。
きつねのコンちゃんが、頭に葉っぱを乗せて化ける練習をしますが、なかなか上手くいきません。
最初は一人で、それから仲間と一緒に「ばけばけ～どん！」と腰をフリフリ変身する時の絵がとっても可愛く、最後の「どん！」で、場面転換する時の子供たちの反応を見るのが楽しかったでした。
台詞が色々入っている絵本や紙芝居は、他者を演じられる面白さもあり、読み聞かせは滑舌の訓練にもなるので、自分のためにやっているようなものですが。
紙芝居の最初にタイトルなど紹介していざ話し始めたら、お子さんから「見えないよ~！」と声がかかったので「ナヌ？？」と不思議に思ったら、紙芝居舞台の扉を開けるのをすっかり忘れていました(‘◇’)ゞ
もう一人の読み手の方は、ちょうど終戦記念日だったこともあり、昨年夏に私も読んだ「へいわってすてきだね」（安里有生・詩/長谷川義史・絵）も用意していたそうですが、聞きに来てくれた子供たちが皆幼児だったので、他の幼児向けの楽しい絵本を2作品読まれていました。
「へいわってすてきだね」も、とてもオススメの絵本です。
お話の会が終わってから、早い時間から待ってくれていた顔馴染みの親子のお母さんが、
「お二人のいつもの声が久しぶりに聞けて、子供も安心したようです。」
と笑顔で仰って下さり、とても嬉しかったのでした。
こちらこそ暑い中聴きに来て頂いて、そんな温かい言葉をかけて下さり感謝しきりでしたm(__)m
最後に、癒されるyoutube動画と共にちょっとご挨拶を。
「残暑お見舞い申し上げます。皆さん、お身体に気を付けてお過ごし下さい。」
こんな豪華な花火映像も…
今年見られなかった分も含めて、来年の夏は各地でこのような盛大な花火が見られたらいいですね。
今夜、全国28都県の64カ所で、同時刻にエール花火が打ち上げられるそうですけどね✨
（以上、youtube から拝借しました。）
