私が関わっているボランティア団体に、80歳を超えてパソコン操作バリバリで、
そのHPを担当している方がおられます。
その方は以前から役員会で知り合ったメンバーに、「ボケ通信」と称して近況をたまに配信して来て下さいます。
この前は、ご自宅庭で撮られた綺麗なハナミズキなどの画像も送られて来ましたが、日頃からアクティブな方で、いつもは遠出した先々での写真なども多かったため、先月から続いている奥様と家での閉じ籠もり生活が、やはりかなりのストレスのようです。
なので、今月初め私のブログ「久々のギター練習」での記事に書いた、笑点・大喜利のお笑いネタ「18歳と81歳の違い」をその方への返信にも送ってみました。
でも、同じく80歳少し超えたその方に送るのはちょっと失礼かなと思い、
「頭脳明晰な○○さんは、この81歳とは似ても似つかないですけどね。」
と一言添えましたが^^;
そしたら先日その方から、
「思わずニヤリ、元気が出ました。ありがとう。
楽しいメールは気分が和み、楽しくしなくてはと思います。」
と返信があり、また別のメンバーからその方に、
「一瞬笑って、元気に!」と送られて来たらしい、同じく笑える川柳を転載して下さり、メールの最後に「早くウロウロしたいです。」と結ばれていました(笑)
綾小路きみまろの漫談に出て来るみたいな面白い川柳でしたが、私は81歳ネタより笑えました。
大喜利ネタは私も友達から送られて来たものなので、お笑いリレーのようでいいなと感じました。
皆さんも、暫し笑ってホッコリして下さい。
◉その昔 惚れた顔かと 目を擦り
◉驚いた 惚れると惚(ぼ)けるは 同じ文字
◉いたわりも 耳が遠くて 怒鳴り声
◉忘れ得ぬ 人はいるけど 名をわすれ
◉この動悸 昔は恋で 今病
◉見え張って 杖はいらぬと 傘を持ち
◉カード増え 暗証番号 裏に書き
◉少ないが 満額払う 散髪屋
◉なあお前 履いてるパンツ 俺のだが
◉クラス会 食後は薬の 説明会
◉何回も 話したはずだが 初耳だ
◉お若いと 言われて帽子を 脱ぎそびれ
◉この頃は 話も入れ歯も 噛み合わず
◉妻、旅行 俺は入院 猫ホテル
◉恋したか 胸の高鳴り 不正脈
◉紙とペン 探している間に 句を忘れ
◉味のない 煮物も嫁の 思いやり
◉3時間 待って病名 加齢です
◉改札を 通れずよく見りゃ 診察券
◉湯加減を しょっちゅう聞くな わしゃ無事だ
◉誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ
ホント!言われてみれば、惚れると惚けるは同じ漢字でしたね!
私は「カード増え~」と「少ないが~」「クラス会~」辺りが特に可笑しかったでした。
でもどれも年々他人事では無くなって来るので、脳を活性化させて気を付けたいです。
「紙とペン~」などは、私もスマホを取りに行っている間に「何を検索するんだっけ?」と思うことがあったりで(笑)
そういえば生前うちの母が、父の時と同じく脳梗塞から認知症を発症し、介護で実家へ通っていた頃にも笑えるエピソードはいくつかありました。
例えば、地元の商店街で一緒に買い物していた時、洋品店での投げ売り最終セールで、母が気に入ったカットソーを見つけレジで私が支払う時、
僅か五百円位の値段だったのに、隣で
「負けて下さい!!」と叫んだことです。
恥ずかしいやら可笑しいやらでした・・・
ここでまた、「友蔵、心の俳句」式に一句。
負けてくれ 叫んだ値段は 五百円
おそまつでした。
「オネガイ!マケテ!」
画像は、イメージです(笑)