つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

『One World Together At Home』の感想。26日は『イエロー・サブマリン』が配信されるそう。

 

19日に放映された、レディー・ガガ主催のチャリティコンサート「One World: Together At Home」を見た。

 

今、全世界で奮闘している医療従事者を称えたチャリティコンサートで、レディー・ガガや、ポール・マッカートニーローリングストーンズ、スティーヴィー・ワンダーエルトン・ジョン他、豪華なアーティストが自宅などから出演していて、普段滅多に見ることが出来ないそのお洒落な部屋も興味深く、歌や演奏はもとよりそれらの点でも見応えがあり楽しめた。

 

トップバッターのレディー・ガガは、新緑が見える部屋の窓辺で大好きな「スマイル」を歌ってくれ、選曲も素晴らしく最初からテンションが上がった。

大変な時でも「笑顔を」という気持ちが伝わって来た。

 

 

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ポール・マッカートニーは、母親であるメアリーが第二次世界大戦後に看護師や助産婦として働いていたので、医師や看護師の皆さんにいつも心を寄せている。とのスピーチ後に自宅のピアノを弾きながら、全世界の医療システムの強化を訴え「レディ・マドンナ」を軽やかに歌って元気な姿を見せてくれた。

 

 

ローリング・ストーンズも各々の自宅から遠隔で出演して「無常の世界」を披露していた。

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これまた洗練された素敵な部屋や演奏と共に、年齢を重ねても昔と変わらずメンバー皆スリムで相変わらずかっこよかった。

一人楽器を演奏していないチャーリー・ワッツの楽し気なエアドラム姿も微笑ましくて良かった。

 

 

司会者が、この企画は、コールドプレイのヴォーカリストであるクリス・マーティンが数週間前にこの「Together At Home」のシリーズを始めたことがきっかけだったと、「Yellow」を歌うそのクリスの映像が流れたけれど、それはもう少し長く映して欲しかった。

 


今回、私が馴染みのないミュージシャンで特に心に残った曲が幾つかあった。


カミラ・カベロとショーン・メンデスという二人がデュエットしたルイ・アームストロングの名曲「What a Wonderful World」と、アメリカのパールジャムというバンドのエディ・ヴェダーが荘厳な音色のオルガンを弾きながら歌った「River Cross」という曲。

 

「What a Wonderful World」は、今の世界が平安を取り戻せた後の世界を表しているようなイメージで聴いてみると、その歌詞もより胸に迫って来た。

 

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パールジャムというバンドも全然知らなかったけれど、そのエディ・ヴェダーが歌う曲は初めて聴いてもその歌声とともに直ぐ好きになったくらい素敵な曲だった。

 

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そして中でも一番心に沁みた曲は、ビリー・ジョー・アームストロングが歌った
自身のバンドであるグリーンデイの曲「Wake Me Up When September Ends」。

 

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この曲は聴いたことがあったけれど、ビリーが11歳だった時に癌で亡くなった父に捧げた曲だそうで、亡くなる直前に父からギターをプレゼントされ、ボロボロになるまで使い続け、その父の影響でバンドも成功したそうだ。

 

そんなエピソードや、歌っている背景に人気の無い街の風景や、ビルの窓に「thank you」というパネルが写った映像が流れ、その切ない曲と相まって胸に迫って来た。

 

他どのミュージシャンもyoutubeから見る事が出来るようだ。

 

今回のチャリティコンサートは、ピアノやアコギだけというシンプルな演奏だったのも、大掛かりなコンサートとはまた違って、心に静かに響いて来る感じが良かった。

 

 ☆☆☆

 

最近様々なライブ動画が続々配信されているけど、ビートルズは今週末の26日に1日限りでアニメ映画『イエロー・サブマリン』をyoutube で配信するようだ。

 

 

nme-jp.com

 

 この記事にあるように、今回配信されるのは2018年に公開された50周年バージョンだそうで、この映画がオンラインで配信されるのは今回が初めてだそうだ。

 

この『イエローサブマリン』は、私がビートルズ映画を初めて映画館で観た懐かしい映画で、全編アニメだけれどラストにはかっこいい実物のビートルズも登場する。

子供から大人までどんな世代でも楽しめるオススメの映画だ。

 

 

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