つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

AJICOの『深緑』は、私の免疫力を上げてくれるアルバムの一つだ。

 

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暗いニュースが多い中で、最近読んで心に残った新聞記事は、

イタリア在住のジャーナリストである内田洋子さんの「涙より笑みを イタリアの品格」というコラムの中で、

 

皆がバルコニーに出て歌ったのは、単にイタリア人が陽気だからではない。
独りにさせない。隣人を気遣い、安否を確かめ合う。

泣かない為に、笑うからなのだ。

 

という言葉に、そういった気遣いを私も見習いたいと感じた。

医療従事者の方々への感謝の拍手は、国内でも広がっているようだけど。

 

また、昨日載っていた書籍欄での「新型コロナ 読書対談」で、

 

新型コロナウイルスは目には見えないとはいえ、対処法ははっきりしている。人と適度な距離を保ち、よく手を洗うことなど。
怖いのは、SNSで広まるデマや、無用な恐怖をあおる報道です。
感染した人への差別が生まれ、お互いの信頼感を掘り崩してしまう。


という進化生物学者との対談での、政治学者である苅部直さんのこの言葉に、大いに共感した。
私はLINE以外のSNSはやっていないけど、正しく怖がるのってほんと難しいと思う。

 


以上の話とは関係ないけれど…

 

今日のブログに書きたいと思ったロックバンドAJICOは、元ブランキー・ジェット・シティ浅井健一と女性ヴォーカリストであるUAの二人を中心に、2000年に結成して1年ほど活動したバンドだ。

 

ブランキー・ジェット・シティUAの曲については詳しくなかったけれど、AJICOが出したこのアルバム『深緑(ふかみどり)』は、今でもたまに発作的に聴きたくなる大好きなアルバムの中の一つだ。

 

今日のような荒れた天気や暗い気分の時などに聴くと、そのどこか荒涼感漂う楽曲が心に沁みて共鳴し、却って気分が上がって来る感じがする。

 

作曲は全て浅井健一が担当していて、作詞はUAと半々位だけど、どちらも独特な世界観を持っているその二人の才能が合わさって化学反応が起きたような、そんな素敵なアルバムだ。

 

中でもこの『美しいこと』が、サイケな映像が浮かぶようなインパクトのある詩といい、曲の素晴らしさといい一番好きだった。

出だしのかっこ良さからして、今聴いても20年前と変わらず高揚感で胸がドキドキする。(動悸ではありません笑)

 

 

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アルバムタイトルと同じこの『深緑』という曲も、楽曲にUAの歌声がまさにピッタリで、特に3:20秒辺りからエンディングまでのギター&ヴォーカルに、寂寥感が増して盛り上がって来る感じがグッと来る。

 

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同じアルバムに入っている『ガレージドライブ』と『美しいこと』の2曲のこのライブ映像は、AJICOではなく、JUDEという浅井健一AJICOの後結成した3ピースバンドでの映像だけど、演奏はもとよりステージの撮り方もとてもかっこいいので、たまに見たくなり、栄養ドリンク代わりに元気をもらっている。

 

 

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「深緑 新緑も見て 深呼吸」

(友蔵、心の俳句)

なんちゃって。

 

皆さんも、お気に入りの音楽で免疫力UPをして下さい♬