つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

映画『翔んで埼玉』感想

先ほど、今巷で話題の映画『翔んで埼玉』を観に行って来た。

このブログ仲間でも話題になっているし、先週はバンド仲間2人から、「埼玉県民でなくても笑えたので是非観に行って」とメールも来たのでウズウズしていた。

 

私も埼玉県民の夫と結婚してからはずっと埼玉在住だ。

埼玉でなく都内の映画館で、平日でしかもレディースディでもないのに、『ボヘミアン・ラプソディ』の時のように満席近かったのでびっくりだった。

ボヘミアンの時のように口コミでもどんどん人気が出ているのかな。

 

『翔んで埼玉』は30年も前の人気漫画を実写化したそうだ。

話は、ブラザートム麻生久美子が演ずる埼玉在住の夫婦がその娘と3人で、娘の結納に向かう車の中でかかっていたカーラジオ、FM・NACK5(埼玉の放送局)から流れて来る都市伝説として語られる架空の話だ。

東京都に入るには通行手形が必要とか、東京都民から酷い迫害を受けていた埼玉県民が身を潜めるように暮らしているところから始まる。

ストーリーが進むに連れて、埼玉VS千葉の抗争にも発展して行く。

 

一言で言うとバカバカしい話だったけど、大いに笑えてストレス解消出来た。

特に、東京の地域の空気を当てるティスティングや踏み絵の場面、埼玉県人の識別印の〇さのマークや埼玉ポーズ。

見ず知らずの人達とも同じ場面で爆笑出来る楽しさって、やはり映画館ならではだよな~って思う。昔観た『俺たちフィギュアスケーター』と同じ位笑えたかな。

 

配役も、都知事の息子ふんする二階堂ふみ二階堂ふみがいる高校に転校して来るガクトはじめ、伊勢谷友介中尾彬加藤諒 京本政樹・・等々みな役にぴったりだったのも印象的だった。

男役の二階堂ふみはじめとする出演者の真面目な演技がかえって笑いを誘う。

特に埼玉の虐げられた高校生役の加藤諒が面白かった。

眉が太い加藤諒って、普通にしていても私には昔の漫画「おぼっちゃまくん」に出て来る貧ぼっちゃまに見えてしまう。

 

後半、県境の川を挟んで埼玉VS千葉の場面で、それぞれの出身有名人バトルが始まるが、その写真には無かったけど私が普段ドラムの個人練習に利用している隣の越谷市にある楽器店内のスタジオには、そこをよく利用していたらしい越谷出身であるEXILEのATSUSHIの色紙が飾ってある。

 

まるで宝塚歌劇団やベルばらのような画面の煌びやかさも含め、とても面白かったけど、この映画、埼玉の地名とか埼玉をよく知らない地域の人には微妙かも知れない。

そこまで笑えないかも。

 

最後に、埼玉発祥の色々なお店が紹介されるが、あの店も埼玉発祥だったのかと意外に思った。

 

 

映画で散々ディスられた埼玉だったので、ここで埼玉にとって心温まる話を一つ。

先月同じ市内の人達数人で集まった時の会話の中で、そこで初めて会った人が2011年の震災後に埼玉に移住して来た方だったのだけど、何故埼玉に越してきたのかその理由を話してくれた。

あの地震の時は宮城県内の病院に勤務していたそうで、地震後直ぐに防災無線で関東近辺に向かって病人受け入れ依頼をしたら、それにいち早く受け入れ表明をしてくれたのが埼玉県だったのだそうだ。

その方はそれにとても感動して、転居先を埼玉県に決めたらしい。

他県から越して来たその方によって埼玉の良い話を教わったその時の私達は、埼玉もまんざらじゃないわね~と場が和んだ。

 

この春には、埼玉県飯能市に、ムーミンのテーマパークである『ムーミンバレーパーク』が開園するそうだが、混雑が治まった頃にでも行ってみたいな♪

 

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(写真撮ってくるのを忘れたので、友達が送ってくれた写真を使わせてもらいました)