つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

紙芝居『こんやのおかず』と、紙芝居風おもしろ動画。

先週の土曜日は、図書館での読み聞かせ担当日で、今回私はこちらの紙芝居を演じました。

紙芝居『こんやのおかず』(脚本・絵/ ピーマンみもと)

豆腐とコンニャクの対決という、笑えるお話です。

緩急つけた台詞回しで面白さが決まるので、その点に気を付けて練習しました。

 

すき焼き鍋でクロールをしたり、おれは絶対煮くずれしないことが自慢の豆腐

それに面白くないコンニャクは、異議を唱え一対一の勝負が始まる。

ラソンなどでも勝負が決まらず、ついにK1で勝負。

「赤コーナー、みつたに商店所属、ストロング豆腐~!300g125円、消費税込み。」

などと、双方を紹介するレフリーの紹介がまず愉快なのです。

実況アナウンサーのマヨネーズの問いかけに、この争いを小ばかにしたような、解説者・男爵こふきいもの冷めた反応がまた面白くて。

例えば、豆腐のキックがコンニャクに決まっても、「大したことないでしょう、たかが豆腐のキックくらいじゃ」とか。

「常識的にはコンニャクの方が強いけど、今は健康志向だから、イソフラボンは体にいいですからねぇ」とか…

 

互いに反則技に出て、セコンドのほうれん草にんじんたちも、リングになだれ込んできてもみ合い、ついにミックスベジタブル状態となる。

そこで、試合終了のゴングが鳴り、「判定にもつれ込むか~」との場面から、最後の12幕目はガラッと変わり、食卓を前にしての夫婦の会話に。

「お父ちゃん、ごやはんやで~。」

「今日は、何のごはんや?」

「白あえや」

「白あえ?」

お母ちゃんは、夕べ台所に、豆腐とコンニャク、にんじん、ほうれん草をテーブルに出しておいたら、朝「白あえ」が勝手にできてたということを、煙に巻かれたような心地で話す。

ラストはお父ちゃんの、

「ふ~ん、まぁええわ。ほんなら呼ばれよか。こんやのおかず。」

という落語のオチのような会話で、おしまいに。

 

作者からのコメントに、

「紙芝居は演劇であり、この紙芝居は特に演劇色の濃い作品。登場人物の演じ分けによって、自分なりの表現が出来るようになり、笑いがもらえたらこっちのもの。」というようなことが書かれていたので、

興奮している実況アナウンサーのテンポよい部分と、解説・男爵こふきいもの冷めたあほくさい感じ、ラストでの、狐につままれたような夫婦の台詞を工夫しながら演じてみました。

豆腐やコンニャク、最後の夫婦の台詞は関西弁で書かれていて、作者は、演者自身が語りやすい言葉で、とありましたが、意外な展開となる最後の台詞はやはり関西弁の方が面白いので、そのまま読みました。

 

私が今まで経験した紙芝居の中で一番面白く、自分自身が楽しんでしまった感じです。

ただ当日見に来て下さったお子さんは、女の子ばかりだったので、キックボクシングの場面などは、男の子の方が喜ぶのではと感じました。

 

作者のピーマンみもとさんは、小さい子供から大人向け、高齢者向けと、その制作は多岐に渡り、ナンセンスお笑い系を得意とされているそうで、また機会があれば、やってみたくなる作品でした。

こちらの作品は高齢者施設でもウケたそうですが、こういったお笑い系の紙芝居は、ほかにも慰問などで、様々な場所で広く活用されたらいいなと思いました。

 

* * * 

お彼岸なので、両親のお墓参りに行ってきました。

お寺の参道にある、「ぼけ除け白衣観音」にもしっかりお参りしてきました。(^▽^;)

お墓からは、スカイツリーが少し望めます。

 

こちらは、家の近所に咲いていた彼岸花

 

紫陽花が咲く道に、珍しく季節外れの紫陽花が一株だけ咲いていました。

雨が多いので、梅雨時の季節と間違えたのでしょうか。

 

最後に、紙芝居繋がりで、こちらの笑える沖縄風紙芝居『ガラケーしかわからんおさむ』で、しばしほっこりして下さい♪ (眉も繋がってる~笑)

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