つるひめの日記

読書、映画、音楽、所属バンド等について日々の覚え書き。

2018年公開映画・私のベスト10

先日第91回アカデミー賞と、第42回日本アカデミー賞が決まったところで、私も昨年観に行った映画でのベスト10を発表してみたいと思う('◇')ゞ

 

ドロロロロ~~♪(ドラムロールの音)

 

昨年は30本弱の映画を観に行ったけど、はっきり順位を決めるのは悩んで時間がかかりそうなので、順不同で。

<洋画>

はじめてのおもてなし
グレイテスト・ショーマン

『しあわせの絵の具』
『セラヴィ』
ブリグズビー・ベア
『サーチ』
ボヘミアン・ラプソディ
<邦画>
羊と鋼の森
万引き家族
教誨師

 

あまり有名でない単館上映だった作品を中心にちょっと説明すると・・・

 

はじめてのおもてなし』は、難民の青年を受け入れたドイツ人一家がさまざまな騒動を経て再生していく物語。

 

『しあわせの絵の具』は、素朴な作風で知られているらしいカナダの画家モード・ルイスの伝記ドラマで、特に風景や音楽が素晴らしい映画だった。主役を演じた女優サリーホーキンスは、そのちょっと前に観た『シェイプ・オブ・ウォーター』でも主役だったけどこちらの役の方が良かったかな。夫役の久々に観たイーサン・ホークは、『ビフォア・サンセット』の頃より老けたなと思ったけど、ラストでの哀愁漂う佇まいが素敵だった。

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モード・ルイスの絵(上映館内で撮影用作品写真があったので撮りました)

 

 

『セラヴィ』は、結婚式場が舞台で、ドタバタ結婚式の1日をユーモラスに描いた作品。クライマックスでの音楽に感動。

ブリグズビー・ベア』は、25歳まで世間と隔離されて生きて来た青年が、本当の家族と出会い、愛や友情を絡めて新しい現実の世界に適応して行く物語。『スタ-ウォーズ』での、マークハミルが育ての親役で出演している。悪役がいない、いい人ばかり登場するのだけど、友達と映画を作るシーンなど感動で涙腺崩壊だった。主役の青年がどことなくショーン・レノンに似ていた。

 

『サーチ』は、突然行方不明になった娘をPCでの検索などで探す、父親の執念のサスペンス。意表を突く展開でラストは感動的だった。映像が全てパソコン上だったのも面白かった。

 

教誨師』は、大杉漣がエグゼクティブプロデューサーを務め、最後の主演作となった映画。死刑囚の改心を手助けする教誨師が、彼らと向き合う苦悩を描いた作品で、教誨師役の大杉漣はもとより、死刑囚役の役者さん一人一人の真に迫った演技に圧倒され死刑制度についても考えさせられた。ラストでの大杉漣さんの後ろ姿が遠ざかっていくシーンが忘れられない。

 

他はメジャーな作品ばかりだけど、『羊と鋼の森』も、原作の世界観そのままで良かったな。『グレイテスト・ショーマン』は、主題歌「This is Me」の「他人と違うとここそが自分を特別な存在にしてくれるんだ」と迫力ある歌声で歌うシーンが印象的だった。

 

カメラを止めるな!』と『マンマミーア!ヒアウィーゴー』も、とても楽しかったのでこの10本に入れようか迷ったけど、カメラ~は、後半からの種明かしが爆笑ものだったけど、私はゾンビ映画が昔から苦手なので💦

マンマミーアも、曲ももちろん映像もとても綺麗で良かったんだけど、前作と違い、メリルストリープ演じる母親役のが亡くなっていた設定になっていたのがちょっと不満だった。

あ、『カメラを止めるな!』は、今週8日にもう地上波TVでやりますね!

 

万引き家族』や『ボヘミアン・ラプソディ』も、もちろん素晴らしかった。

これらの大ヒット作品は観た方も多いと思うので、私がこれらの中でイチオシしたいのは、『はじめてのおもてなし』と『ブリグズビー・ベア』かな。

特に笑って泣けるハートウォーミングな作品が好きなので。

ブリグズビーは、いまだにグリズビーとか間違えて言ってしまうんだけど(^^;

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私の映画の原点は、どちらも中学時代に観た『サウンド・オブ・ミュージック』と、この『小さな恋のメロディ』♪

どちらも素敵な音楽に彩られた作品で、特に小さな恋~は、ビージーズとクロスビー、スティル、スナッシュ&ヤングの曲が映像と共に心に響き、10代の時10回位観に行ったっけ。

 

と、ここまで書いたところで、年末に観た『日日是好日』も入れるのを忘れてしまった。この作品も静かな余韻の残るいい映画だったのに。

ではベスト11にしちゃおうか(笑)

切れが悪くなったところで、「さよなら、さよなら、さよなら」 (by淀川長治

 

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